LINEモバイルはすでに新規申込受付が終了した格安SIMということで、他社への乗り換えを考えている方も少なくないでしょう。
楽天モバイルは楽天が展開している充実したサービスの携帯キャリアです。データ通信無制限、国内通話という魅力的な点が多いので気になっている方も多いのではないでしょうか？
この記事ではLINEモバイルから楽天モバイルに乗り換える方法や、メリット・デメリット、乗り換え時の注意点などについて解説します。
目次
LINEモバイルから楽天モバイルに乗り換えるメリット
まずは、LINEモバイルから楽天モバイルに乗り換えるとどんな恩恵を受けられるのかを解説します。
月額1,078円から利用可能！最大3,278円で使い放題
LINEモバイルは最低でも2GB月額1,210円からの料金設定になっていますが、楽天モバイルはそれよりも安い月額1,078円から使うことができます。
| 楽天モバイルの月額料金 | |
| ～3GB | 1,078円 |
| ～20GB | 2,178円 |
| 20GB～ | 3,278円 |
使ったデータ通信量に応じて料金が自動で変わる仕組みで、3GBまなら1,078円と、LINEモバイルの2GB 1,210円よりも安いですね。
また、20GB以上はどれだけ使っても3,278円しかかかりません。
3GB以上であっても20GBまでなら2,178円と安めなので、楽天モバイルに乗り換えることで料金を安く抑えることが出来ますね。
| 楽天モバイルの月額料金をLINEモバイルと比較！ | ||
| LINEモバイル | 楽天モバイル | |
| ～1GB | 1,210円 | 1,078円 |
| ～2GB | ||
| ～3GB | 1,628GB | |
| ～5GB | 2,178円 | |
| ～10GB | 2,420円 | |
| ～20GB | 3,520円（上限30GB） | |
| 20GB～ | 3,278円（使い放題） | |
ほとんどの場合、LINEモバイルより楽天モバイルのほうが安いですが、3～5GB使う場合のみLINEモバイルのほうが安くなっています。
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通話料金はRakuten Linkからの発信で無料
LINEモバイルでは通話料金が通常30秒22円、「いつでも電話」のアプリを利用すれば30秒11円で通話できます。また「10分かけ放題オプション」を申し込めば月額968円で10分間のかけ放題も使えます。
一方の楽天モバイルで「Rakuten Link」というアプリを使って電話をかけることで国内通話は無料でかけ放題になります。
AndroidならSMSの送受信も無料になりますよ。
オプション料金不要で通話を無制限のかけ放題にできるのは楽天モバイルを選ぶ大きなメリットです。
詳しく知りたい方はこちら！
申込みで楽天ポイントがもらえるなどの特典も
楽天モバイルはキャンペーンが充実していてお得に乗り換えができます。
LINEモバイルからの乗り換えであれば、最大19,000ポイントの楽天ポイント還元も受けられます。
楽天ポイントは楽天市場などでの買い物や、楽天ペイでの支払いなど様々な場面で利用可能なので、現金のキャッシュバックと同じくらい便利に活用できますよ。
最新のキャンペーン情報は下記記事にまとめてるので、ぜひチェックしてください。
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LINEモバイルから楽天モバイルに乗り換える際のデメリットや注意点は？
LINEモバイルから楽天モバイルへ乗り換えることで、デメリットが発生することもあります。
人によってはLINEモバイルにとどまったほうが良い場合もあるので、必ず確認しておきましょう。
ベーシックプランは乗り換え時に1,100円の解約手数料が発生！
LINEモバイルから楽天モバイルへ乗り換える際、ベーシックプランで契約している場合は1,100円の解約手数料が請求されます。
ベーシックプラン以前の古いプランはすでに解約金が発生する最低利用期間を過ぎているので、とくに手数料はかかりません。
なお、MNP転出手数料は無料になっているので請求されることはありません。
回線が変わるので繋がりづらくなる場合がある
LINEモバイルはドコモ・au・ソフトバンクの好きな回線を選んで契約できましたが、楽天モバイルは楽天回線のみの提供となっています。
楽天モバイルへ乗り換えると使用する電波が変わるので、その結果これまで繋がっていた場所で繋がりづらくなる、電波が弱くなるといった問題が起こる場合もあります。
また、2023年時点で楽天モバイルは「プラチナバンド」という電波を提供していないため、建物の中や地下などはLINEモバイルと比較して繋がりづらくなる場合があるので注意しましょう。
スマホによってはSIMロック解除が必要｜Webから簡単に手続き可能
現在使用中のスマートフォンにSIMロックがかかっている場合は、楽天モバイルで使うために解除しなければいけません。
特に2021年9月以前に発売された端末を利用されてる場合はご注意ください。
SIMロック解除はMy docomoやMy au、My SoftBankといったWeb上の会員ページから無料で行なえます。
解除するには以下の条件のいずれかに当てはまっている必要があるので、ご注意ください。
- 一括購入済みまたは分割代金を完済済み
- クレジットカードで端末代金を分割払いしている
- クレジットカード以外で端末代金を分割払い中、購入または前回のSIMロック解除から101日目以降
Androidの場合は機種変更が必要になることも
iPhoneなら6s以降のモデルであれば問題なく楽天モバイルで利用できますが、Androidは相性が悪くてうまく利用できないこともあります。
特にBand3が使えなければ楽天回線での利用ができず、事実上楽天モバイルでの利用は不可なので要注意です。
手持ちの機種の対応周波数帯情報を端末の公式サイトなどでチェックし、楽天回線に非対応だった場合は乗り換えに合わせて機種変更をしましょう。
また、電波自体は対応していても機種によってはうまく通信できない場合もあります。
手持ちの機種がうまく使えるか不安な場合はSNSなどで情報を検索してみて、どうしても心配な場合はやはり新しい機種を回線とセット購入するのがおすすめですよ。
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使った分だけ料金が上がるので定額での利用はできない
LINEモバイルは毎月2GBや5GBなど複数の定額プランで展開されていますが、楽天モバイルは使った分だけ料金が上がる1種類のみです。
気がついたら料金が上がってた、という事を防ぐにはデータの使いすぎに注意をしましょう。
データフリーオプションは未提供
楽天モバイルでは、LINEモバイルのようにSNSなど特定のサービスを使い放題にできるデータフリーオプションは提供されていません。
もれなくすべての通信がカウントされることにも要注意です。
楽天モバイルの申し込みに必要なもの
楽天モバイルの申し込みには、以下の5点が必要です。
- 本人確認書類
- クレジットカードや銀行口座
- MNP予約番号（店舗申込限定）
- 楽天会員のIDとパスワード
- 楽天モバイル対応機種
本人確認書類は運転免許証等が利用可能
Webで契約する場合、本人確認書類は画像データをアップロードする仕組みです。
以下の書類は単体の提出で利用ができます。
- 運転免許証、運転経歴証明書
- マイナンバーカード
- 精神障害者保健福祉手帳、療育手帳
- 在留カード、特別永住者証明書
一方、以下の書類は提出にあたって補助書類も必要なのでご注意ください。
- 健康保険証
- 日本国パスポート
- 住民基本台帳カード
- 身体障害者手帳
補助書類は発行から3ヶ月以内のもの、氏名・住所が申込内容と同じ電気・ガス・水道の請求書・領収書か住民票、届出避難場所証明書が使えます。
支払い方法はクレジットカードや口座振替などが選べる
楽天モバイルの支払い方法はクレジットカードや口座振替、また一部のデビットカードも選べます。
デビットカードは楽天銀行とスルガ銀行のもののみが利用可能です。
また、支払い方法がクレジットカードかデビットカードであれば貯まっている楽天ポイントも1ポイント1円として利用できますよ。
楽天会員のIDとパスワードも忘れずに
楽天モバイルの申込みには楽天会員のIDとパスワードも必須です。
まだ持っていない方は事前に登録しておきましょう。
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LINEモバイルから楽天モバイルへ乗り換える手順
ここからはLINEモバイルから楽天モバイルへ乗り換える手順を解説します。
順番に手順を進めれば、かんたんに乗り換えを終えられますよ。
①MNP予約番号を発行（店舗申込の場合のみ）
LINEモバイルも楽天モバイルも「MNPワンストップ」に対応している事業者なのでウェブで楽天モバイルに申込をする場合、MNP予約番号の取得は不要です。
ただし、店舗で申し込む場合は必要なためなので発行しましょう。
LINEモバイルのマイページから申し込んで3日程度で発行されます。
MNP予約番号を発行しただけではLINEモバイルの解約にはならないので安心してください。
②楽天モバイルを申し込み
乗り換えの準備ができたら、楽天モバイル公式サイトから申し込みをしましょう。
画面の指示に従ってプランやSIMタイプ、購入する製品などを選択し、住所・氏名等の入力や本人確認書類のアップロードなどを進めましょう。
手続きが終わると、自宅に楽天モバイルのSIMカードや端末が届きます。
③SIMカードが届いたら回線切替をする
楽天モバイルのSIMが届いたら、my 楽天モバイルから新しいSIMカードを使うための「MNP開通手続き」をしましょう。
9時～21時に行えば当日中に新しいSIMが利用可能になります。
my 楽天モバイルにログインし、「お申し込み履歴」から申し込み番号をタップして「MNP転入する」ボタンを押せば、すぐに手続きは完了しますよ。
なお、このタイミングでLINEモバイルは自動で解約されるので、LINEモバイル側で何か手続きをする必要はありません。
④楽天モバイルのSIMをスマホに入れてAPN設定
手持ちのスマホを楽天モバイルで引き続き使う場合は、データ通信を行うのに「APN設定」が必要です。
iPhoneの場合は楽天モバイルのSIMを入れ、画面に表示された「キャリア設定アップデート」のダイアログからアップデートをすればOKです。
Android端末の場合は、SIMカードを入れて通信できない場合は設定アプリの「モバイルネットワーク」→「APN」などの項目からアクセスポイントを手動で設定しましょう。
| 楽天モバイルのAPN設定一覧 | |
| APN名 | 楽天 |
| APN | rakuten.jp |
| MCC | 440 |
| MNC | 11 |
| APNタイプ | default,supl |
| APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
| APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
| PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
あとはGoogle PlayストアやApp StoreからRakuten Linkアプリをインストールし、楽天会員のIDでログインして初期設定を済ませましょう。
以上の手順を終えれば、楽天モバイルが利用できます。
まとめ
今回は、LINEモバイルから楽天モバイルに乗り換えるメリットやデメリット、乗り換え手順について解説しました。
ポイント
- 楽天モバイルはLINEモバイルより月額料金が安い
- データ容量が3～5GBの場合のみLINEモバイルの方が料金的に安い
- 乗り換え時に端末がSIMロック解除済みである必要あり
- Androidスマホは楽天モバイルと相性が悪い場合もあるので必要に応じて機種変更
- LINEモバイルの解約時は手数料が1,100円かかる
- 乗り換え後は回線切替の手続きが必要、Androidユーザーは必要に応じてAPN設定
今回の解説を参考に、LINEモバイルから楽天モバイルに乗り換えるべきかじっくり検討してみてください。
なお、LINEモバイル以外から楽天モバイルへの乗り換えを検討してる方は下記記事も参考にしてください！
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