IIJmioへ乗り換えるにあたって、今使っているスマホを下取りに出して新しい端末をお得に買いたいという方もいるのではないでしょうか。
この記事では、IIJmioに下取りサービスがあるのかについて解説します。
また他社の買取サービス等との比較や紹介も行っているので、参考にしてください。
IIJmioで下取りサービスは展開してない
結論から言うと、IIJmioでは下取りサービスをとくに展開していません。
IIJmioではたくさんの種類から好きなスマホやタブレットなどを回線とセット購入できますが、その際に手持ちのいらなくなったスマホを下取りに出すことはできないのでご注意ください。
下取りキャンペーンはないが「にこスマ」を買取金額増額の特典付きで利用できる
IIJmioには下取りキャンペーンがありませんが、「にこスマ」のスマホ買取と提携しているためにこスマ利用時に買取金額を増額してもらえます。
具体的にどれくらい増額されるかは公表されておらず、IIJmioの会員ページからサービスを利用する際に売りたい端末から確認できるしくみです。
にこスマ買取と他社の下取り・買い取りサービスの比較
にこスマの買い取り価格は他社の下取りや中古ショップでの買い取りと比べてお得なのか、気になりますよね。
にこスマ買い取りと、大手キャリアの下取りや中古ショップでの買取価格を比べてみました。
比較するのは、iPhone 13の128GB・SIMフリーモデルにおける下取り・買い取り価格です。
iPhone 13・128GB(SIMフリー)の中古下取り・買い取り価格比較(2024年3月16日時点) | |
にこスマ買取 | 13,250~53,000円 |
ドコモ下取りプログラム | 43,000円 ※画面割れ品12,900円、機能不良品10,100円 |
au・下取りプログラム | 45,100ポイント ※Pontaポイントでの還元、破損品は13,200ポイント |
ソフトバンク・下取りプログラム | 50,400円→PayPayポイントは51,600ポイント ※良品でない場合15,120円→PayPayポイントは15,480ポイント |
楽天モバイル・スマホ下取りサービス | 45,570円 ※画面損傷13,670円、外装損傷・機能不具合4,560円 |
じゃんぱら買い取り | 64,000円 |
イオシス買い取り | 63,000円 |
ゲオ買い取り | 63,800円 |
見ての通り、にこスマの買い取り価格はキャリアの下取りプログラムよりは最大額が高額、しかし、じゃんぱらやイオシス、ゲオといった中古ショップよりは安価という状態でした。
ただし、IIJmioユーザーだと買取金額の増額があるので、もう少し中古ショップとの差が縮まるかもしれません。
近くにスマホの買い取りを行っているお店がある、またはオンライン申し込みができるなら基本的には中古ショップの利用がおすすめですが、手軽にオンラインで申し込んでIIJmio経由でお得に買い取りをしてもらいたい場合は必要に応じてにこスマも検討してみてください。
ちなみにフリマアプリを利用すれば、より高額で売却できる場合もあります。
しかし、必要事項の記入漏れ(状態に関する説明など)があると、購入者とのトラブルになる場合もあるので注意して使いましょう。
また、スマホの場合は意外とフリマアプリで売った場合と中古ショップでの買い取り金額に差がないケースもあります。
スマホの下取りを行っている格安SIM
最後に、スマホの下取りに対応している主な格安SIMについて解説します。
UQモバイルは下取りサービスで乗り換えや機種変更をお得にできる
UQモバイルはau回線の格安SIMで、KDDIが自ら展開しているauのサブブランドとなっています。
結果として自社の回線をそのまま使えるため回線速度が高速で安定しているメリットがあります。
UQモバイル 料金プラン概要 | |||
ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン | |
月額基本料 | 2,365円 | 2,277円・3,465円 | 3,278円 |
月額基本料 (最大割引時) |
1,078円 | 990円・2,178円 | 割引無し |
データ量 | 4GB | 1GB・15GB | 20GB |
低速時速度 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | ||
無料通話 | 付帯なし | 10分以内通話無料 | |
データ繰り越し | ◯ | ||
5G対応 | ◯ |
ただしIIJmioと比べると、料金プランは金額が高めであることにご注意ください。
UQモバイルへの乗り換え時は機種代金からの還元という形で下取りが可能で、例えばiPhone 13・128GBなら最大45,100円(画面割れなどの破損があれば最大13,200円)で下取ってもらえますよ。
機種変更の際も下取りが可能ですが、Pontaポイントでの還元という形になります。こちらも還元額自体は2024年3月16日時点だと共通でした。
UQモバイルで端末を買う際は、必要に応じて下取りサービスを活用してみてください。
ワイモバイルは下取りプログラムでPayPayポイントか機種代金の値引きを受けられる
ワイモバイルはソフトバンクが展開しているサブブランドの格安SIMで、UQモバイルと同様自社回線を使ったサービスなので高速・安定している快適なサービスです。
ワイモバイル料金プラン シンプル2概要 | |||
S | M | L | |
月額料金 | 2,365円 | 2,915円・4,015円 | 2915円・5,115円 |
各種割引適用後料金 (契約翌月以降) |
1,078円 | 1,078円・2,178円 | 1,078円・3,278円 |
データ容量 | 4GB | ~1GB・20GB | ~1GB・30GB |
低速時速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | ||
データ繰り越し | ◯ | ||
5G対応 | ◯ |
※表は右にスクロールできます
料金プランもUQモバイル同様ちょっと高めですが、LYPプレミアムによるYahoo!ショッピングでの高還元等の特典をもれなく使えるのはメリットに挙げられますよ。
そして、ワイモバイルには下取りプログラムがあり、下取り額はPayPayポイントか機種代金の値引きでもらえるようになっています。
利用は新規契約(MNP含む)か、機種変更時に行えますよ。
例えばiPhone 13なら正常品は50,400円または51,600PayPayポイント、破損があると15,120円または15,480PayPayポイントの還元です。
ちなみにワイモバイルのiPhone下取りでは、とくに容量毎の金額の違いがありません。
楽天モバイルはスマホ下取りサービスで本体を下取りしてもらえる
楽天モバイルは楽天が自社回線を使って展開している、大手キャリアのサービスです。
楽天モバイル「Rakuten最強プラン」概要 | |||
月額料金 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
データ容量 | 3GBまで | 3~20GBまで | 20GB以上 |
通話料 | 国内通話無料(Rakuten Link使用時) 22円/30秒(標準アプリ使用時) |
||
5G対応 | ◯ |
大手キャリアですが料金設定は格安SIM並みで、3GBまで1,078円や使い放題で3,278円といった低価格で通信できます。
またRakuten Linkというアプリから発信すれば、通話も無料でかけ放題になりますよ。
楽天モバイルにはスマホ下取りサービスがあり、楽天キャッシュで下取り額を受け取れます。
現金ではありませんが、楽天市場や楽天ペイなどで現金と同じように使えますよ。
例えばiPhone 13・128GBなら最大45,570円、画面損傷があると13,670円、外装損傷・機能不具合の場合は4,560円での下取りになります。
povo2.0はスマホギガトレードで通信量をもらえる!
povo2.0は月額基本料0円の格安料金プランで、auが展開しています。
通信品質はキャリア並みでありつつ、低価格になっていますよ。
povo トッピング概要 | |||||||||||
料金 | 390円 | 1,260円 | 990円 | 2,700円 | 6,490円 | 21,600円 | 12,980円 | 9,834円 | 24,800円 | 330円 | 9,834円 |
データ量 | 1GB | 1GB | 3GB | 20GB | 60GB | 120GB | 150GB | 300GB | 使い放題 | 使い放題 | |
有効期限 | 7日間 | 180日間 | 30日間 | 90日間 | 365日間 | 180日間 | 90日間 | 365日間 | 24時間 | 7日×12回 | |
低速時速度 | 128Kbps | ||||||||||
通話料 | 22円/30秒 | ||||||||||
データ繰り越し | × | ||||||||||
5G対応 | ◯ |
アプリからトッピングを購入することで高速通信が可能、330円で24時間使い放題など充実したプランが用意されていますよ。
povo2.0では下取りではなく「スマホギガトレード」というサービスがあり、利用すると現金の代わりに20GB・30日間の通信量をもらえます。
つまり手持ちのスマホをpovo2.0に送ることで、一定期間支払い不要で通信ができるんです。
例えばiPhone 13の128GBモデルなら、最大420GB分(56,700円相当)の通信量と交換できますよ。
今後の通信料金をしばらく抑えるという形での還元を受けたい場合は、スマホギガトレードを使用してみてください。
ahamoの下取りプログラムはahamoでの端末購入時に利用可能
ahamoはドコモがオンライン申込専用で展開している、格安の料金プランです。
ahamo 料金プラン概要 | ||
月額基本料 | 2,970円 | 4,950円 |
データ量 | 30GB | 110GB |
低速時速度 | 1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 | |
無料通話 | 5分かけ放題付帯 | |
データ繰り越し | × | |
5G対応 | ◯ |
月額2,970円で、20GB+5分かけ放題を、1,980円の大盛りオプションを契約すれば80GB追加で100GBの通信も可能です。
ahamoの下取りプログラムは、ahamoで端末を購入する際に下取りが可能です。
もらえるのはdポイントとなっているので、現金を受け取ったり直接購入する端末代の割引を受けたりしたいと考えていた方はご注意ください。
例えばiPhone 13・128GBの他社・SIMフリーモデルなら、最大43,000円・画面割れ品12,900円、機能不良品10,100円分のdポイントで下取りをしてもらえますよ。
まとめ
今回は、IIJmioの下取りサービスについて解説しました。
ポイント
- IIJmioには下取りサービスがない
- にこスマと提携しているため、IIJmioユーザーならお得に端末を買い取ってもらえる
- 大手キャリアの下取りサービスと比べると、にこスマの買い取り価格は高め
- 中古ショップへの売却なら、状態が良ければよりお得に買い取ってもらえる
- UQモバイルやワイモバイルなど、格安SIMで下取りサービスを提供しているものは複数存在する
今回の解説を参考に、手持ちのスマホの処分方法について検討してみてください。
お得に手放すなら中古ショップやフリマアプリが無難です。