電話をメインの連絡手段として使う場合、留守番電話があると便利ですよね。
大手キャリアではもれなく利用できる留守番電話ですが、格安SIMであるIIJmioでも使えます。
ただし、有料オプションとして用意されているためプラン料金とは別に月額料金が発生し、別途申し込みも必要です。
IIJmioで留守番電話を使いたい人は、忘れずに申し込みをしてくださいね。
本記事ではIIJmioの留守番電話の申し込み方法と利用方法について解説します。
IIJmioでもちゃんと留守電は使える?
結論から言うと、IIJmioでも留守番電話はちゃんと使えます。
ドコモ回線のタイプD、au回線のタイプAの両方で利用可能ですが、タイプによって使える機能が異なります。
タイプDで使える機能
- 留守番電話の開始・停止
- 伝言メッセージの再生・保存・消去
- 呼出時間の設定
- 応答メッセージの作成・変更
- 発信者番号案内の開始・停止
- 不在案内
タイプAで使える機能
- 伝言メッセージの再生
- 総合案内の確認
- サービスの開始・停止
- 呼出時間の変更
- 伝言・ボイスメールの蓄積停止設定
- 遠隔操作
- 英語ガイダンス
IIJmioの留守番電話は有料オプションとして用意されており、330円の月額料金がかかり、利用する際は別途申し込みが必要なので注意しましょう。
IIJmioの留守番電話の申し込み方法
IIJmioで留守番電話を利用する場合は会員専用ページから申し込みが必要です。
スマート留守電の申し込み方法
- 会員専用ページへアクセス
- ギガプランまたはmioモバイル/mioモバイルプラスの「Click >」を押す
- 「契約内容」を押す
- 「音声オプションの申込・変更」を押す
- 留守番電話の「申込む」にチェックを入れ「次へ」を押す
- 確認事項を確認し、チェックを入れる
- 「設定変更お申し込み」を押す
申し込み完了から利用できるようになるまで最大4日程度かかります。
利用開始月の料金は日割りされるので、月途中で申し込んだ場合、実際に利用した日数分だけの請求となります。
IIJmioの留守番電話の使い方
IIJmioの留守番電話に関する設定は全てスマホ標準の電話アプリから行います。
設定方法は利用する回線によって異なるので、ここではタイプDとタイプAに分けて解説していきます。
タイプDの場合
まずはタイプDにおける留守番電話の使い方を解説します。
留守番電話サービスの開始/停止は以下の番号に発信することで設定可能です。
留守番電話サービスの開始/停止
- 開始:「1411」を押す
- 停止:「1410」を押す
留守番電話サービスを停止しても、留守番電話サービスの解約にはならないので、解約する場合は申し込みの時と同じように会員専用ページへアクセスし、手続きをするようにしましょう。
メッセージの再生・保存・消去
新しい伝言メッセージの再生は「1417」を、保存した伝言メッセージの再生は「1416」→「1」を押してください。
メッセージ再生後は以下のいずれかの操作をします。
伝言メッセージの再生・保存・消去
- 1:もう一度開く
- 2:保存する
- 3:消去する
- #:次のメッセージを開く
- *:終了
保存と消去、どちらの操作もしなかった伝言メッセージは新しいメッセージとして残ります。
残したい場合は保存を、不要な場合は消去するようにしましょう。
呼出時間の設定
デフォルトの呼出時間は15秒に設定されていますが、変更したい場合は以下の手続きをしてください。
呼出時間の設定
- 「1419」へ発信
- 呼出秒数を入力し、最後に「#」を押す
- もう一度「#」を押して終了する
設定できる時間は0~120秒です。
例えば30秒にしたいときは「30#」を入力してください。
応答メッセージの作成・変更
デフォルトの応答メッセージはシステム音声のみになっています。
自分の声を含めたい場合は応答メッセージを作成・変更しましょう。
設定したい応答メッセージの種類によって手順が異なります。
設定したい応答メッセージ | 設定手順 |
すべて自分の声 | 「1416」→「9」→「2」→「2」→メッセージを録音する→「#」→「1」→「**」 |
名前のみ自分の声 | 「1416」→「9」→「2」→「4」→名前のみ録音→「#」→「1」→「**」 |
システム音声(女性の声)に戻す | 「1416」→「9」→「2」→「2」→「3」 |
応答メッセージの録音時間は3分(名前のみの場合は10秒)間です。
発信者番号案内の開始・停止
発信者番号案内の開始・停止の切り替え手順は以下の通りです。
発信者番号案内の開始・停止
- 「1416」へ発信する
- 「9」を押す
- 「3」を押す
- 設定の確認は「1」を、設定の変更は「2」を押す
- 「**」を押して終了する
不在案内
不在メッセージはシステム音声が利用できません。
必ず自身の声で録音してください。
不在案内メッセージの録音
- 「1416」を押す
- 「9」を押す
- 「1」を押す
- 応答メッセージを録音
- 「#」を押す
- 「1」を押す
- 「**」を押して終了
応答メッセージの録音時間は3分間です。
録音したメッセージの内容を変更したい場合は以下の手順に従って手続きしましょう。
不在案内メッセージの変更
- 「1416」を押す
- 「9」を押す
- 「2」を3回押す
- 応答メッセージを録音
- 「#」を押す
- 「1」を押す
- 「**」を押して終了
タイプAの場合
続いてタイプAにおける留守番電話の設定方法を解説します。
留守番サービスの開始・停止は以下の番号に発信することで設定可能です。
留守番電話サービスの開始/停止
- 常時開始:「1412」を押す
- 無応答時と話中だけ開始:「1411」を押す
- サービス停止:「1420」を押す
伝言を再生する場合は「1417」へ発信してください。
呼び出し時間の変更
着信から留守番電話に接続される時間を5秒~55秒の間で設定できます。
「1418XX(設定したい秒数)」へ発信してください。
例えば10秒にしたい場合は「141810」、5秒にしたいなら「14185」です。
伝言・ボイスメールの蓄積停止設定
長期間の出張や不在の時は伝言・ボイスメールの蓄積を停止できます。
留守番電話サービスの開始/停止
- 開始:「1611」を押す
- 停止:「1610」を押す
遠隔操作
携帯電話や固定電話、海外の電話などから留守番電話の設定ができます。
まずは「090-4444-XXXX」に電話をかけてください。
最後のXXXXは使用目的によって異なります。
使用目的 | 番号 |
総合案内 | 1416 |
伝言再生 | 1415 |
サービスの開始 | 1418 |
サービスの開始(話中転送なし) | |
フル転送のみサービス停止 | 1419 |
サービスの停止 | 1430 |
電話をかけたら「自身の電話番号」と「暗証番号」を順番に入力し、ガイダンスの指示に従ってください。
英語ガイダンス
応答メッセージや操作ガイダンスを英語に切り替えられます。
ガイダンス言語の切替
- 英語:「14191」を押す
- 日本語:「14190」を押す
スマート留守電とは?
スマート留守電はIIJmioで用意されているもう1つの留守番電話サービスです。
月額319円で利用でき、留守電の内容を音声だけでなくLINEやメールで読めるのが特徴です。
また、音声でもテキストでもメッセージを無制限に保存できます。
通常の留守電とスマート留守番の違い
通常の留守番電話とスマート留守電の違いをまとめてみました。
留守番電話 | スマート留守電 | |
月額料金 | 330円 | 319円 |
申し込み | 必要 | 必要 |
専用アプリ | 不要 | 必要 |
メッセージの確認方法 | 音声のみ | 音声、メール、LINE、Facebook |
通話料 | 再生・録音時にかかる | 録音時にかかる |
大きな違いはメッセージの確認方法と専用アプリの有無です。
スマート留守電は音声だけでなく、メールやLINEなどから文字でメッセージを確認できるので、電話しづらい場所でも確認できますし、メモを取る必要もありません。
一方、スマート留守電は専用アプリが必要なので、標準の電話アプリから利用できる留守番電話と比べると少し手間がかかります。
月額料金はどちらを選んでもほぼ同じです。
音声以外でメッセージを確認したいならスマート留守電、そうでないなら通常の留守番電話を選びましょう。
スマート留守番の申し込みから利用までの流れ
スマート留守番の申し込みから利用までの流れは以下の通りです。
スマート留守番の申し込みから利用までの流れ
- スマート留守電を申し込む
- アプリのインストールと電話番号の取得
- 転送電話の設定
スマート留守電を申し込む
まずはIIJmio会員専用ページから申し込みましょう。
スマート留守電の申し込み方法
- 会員専用ページへアクセスする
- ギガプランまたはmioモバイル/mioモバイルプラスの「Click >」を押す
- 「契約内容」を押す
- 「モバイルオプションの申し込み」を押す
- 「スマート留守電」にチェックを入れ「次へ」を押す
- 確認事項にチェックを入れ「お申し込みに進む」を押す
なお、スマート留守電はIIJmioと同時に申し込むことが可能です。
IIJmio申し込み時の「オプション一覧」から「スマート留守電」にチェックを入れ、申し込んでください。
アプリのインストールと電話番号の取得
申し込みが終わったらGoogle PlayまたはApp Storeからスマート留守電アプリをダウンロード・起動してください。
iOSの場合はこちらのURLから、Androidの場合はアプリの「シリアル番号を入力して利用開始」からライセンスキーを入力します。
ライセンスキーは申し込み後に会員専用ページから確認可能です。
手続き後、「050」から始まる電話番号が表示されるので控えておきましょう。
転送電話の設定
最後に、先ほど取得した番号へ転送電話の設定をしてください。
転送電話の設定
- タイプD:「1429」へ発信
- タイプA:「1424」へ発信
これでスマート留守電を利用する準備が完了です。
まとめ
以上、IIJmioの留守番電話について解説しました。
ポイント
- IIJmioでは留守番電話が使える
- 月額330円の有料オプションとして用意されている
- 別途申し込みが必要
- タイプDとタイプAで利用できる機能や設定方法が異なる
- メッセージをメールやLINEで読めるスマート留守電も使える
- スマート留守電も別途申し込み・設定が必要
IIJmioでは月額330円で留守番電話を使えますが、申し込みが必要なので使いたい場合は忘れないようにしましょう。
また、タイプDとタイプAで利用できる機能および設定方法が異なるので、違うタイプの番号へかけないように注意してください。
また、メールやLINEでメッセージを確認できるスマート留守電も用意されています。
文字でメッセージを確認したい、メモを取るのが面倒くさいという人はスマート留守電も検討してみてくださいね。