今では家族や友人とのやりとりはほぼLINEが主流となっているので、メールやSMSを使って連絡を取り合う事はほとんどなくなってますね。
SMSは一見不要と感じるかもしれませんが、何かウェブサービスへ登録する際や、パスワードの再発行時の二段階認証など、実は使う場面はまだ多くあります。
格安SIMの老舗事業者であるIIJmioはその料金の安さで人気ですが、もちろんSMSを利用する事も可能です。
ただ、格安SIMを利用した事がない人にとっては大手キャリアのように利用ができるのか、何か特別な設定等が必要じゃないのか等、分からない事ばかりですよね。
当記事ではIIJmioでSMSを利用する際のプラン選びから設定方法、注意点などを詳しく解説していきます。
この記事でわかること
- IIJmioでSMSが利用できるプラン
- IIJmioでSMSの受信拒否設定をする方法
- IIJmioのサービス内容
ぜひ参考にしてみてください。
目次
IIJmioはSMSも利用可能!
冒頭でも触れたとおり、IIJmioではSMSを利用する事ができます。
ただし、契約内容によっては利用出来ないものもあるので、詳しくみていきましょう。
IIJmioでSMSが利用できるSIMタイプは「音声通話」と「データSMS」
IIJmioには「音声SIM」「音声eSIM」「SMSデータSIM」「データSIM」「データeSIM」の5種類のSIMを提供しています。
このうち、SMSが利用できるのは「音声SIM」「音声eSIM」「SMSデータSIM」の3種類です。
IIJmio SMSが利用可能な料金プラン | ||
データ容量 | 音声通話SIM・音声eSIM | SMSデータSIM |
2GB | 850円 | 820円 |
5GB | 990円 | 970円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 |
上記はIIJmioでSMSが利用できるプランの価格表です。
5つのSIMタイプのうち「データSIM」「データeSIM」は音声通話が出来ないデータ通信専用のもののため、SMSは利用できません。
「SMSデータSIM」もデータ通信専用のものではありますが、音声通話は出来ずSMS機能だけが付いているものとなっています。
また、後述する「SMS拒否設定」が使えるSIMは「ドコモ回線+音声SIM」に限られる点も覚えておきましょう。
IIJmioのSMS料金
続いてはIIJmioのSMSを利用する際の料金について解説します。
SMSは送信する文字数によって料金が異なってきます。
なお、受信料金は国内・国際SMSともに無料です。
送信文字数(全角) |
国内SMS | 国際SMS(免税) |
1~70文字 | 3.3円 | 100円 |
71~134文字 | 6.6円 | 200円 |
135~201文字 | 9.9円 | 300円 |
202~268文字 | 13.2円 | 400円 |
269~335文字 | 16.5円 | 500円 |
336~402文字 | 19.8円 | 600円 |
403~469文字 | 23.1円 | 700円 |
470~536文字 | 26.4円 | 800円 |
537~603文字 | 29.7円 | 900円 |
604~670文字 | 33円 | 1,000円 |
上記の料金表は1通あたりの料金です。
送信文字数がそれぞれ「10文字」「20文字」のSMSを分けて送った場合には、合計文字数は30文字ですが1通ごとに料金がカウントされるため6.6円かかります。
海外SMSの場合は料金がやや高額なため、緊急時以外は控えましょう。
IIJmioのSMSを設定する方法
続いて、IIJmioでSMSを利用する際の設定や注意事項を解説します。
AndroidでもiPhoneでも、問題なく利用することができますよ。
Andoridの場合
Andorid端末を利用する場合、SMSの設定は不要です。
SIMカードを挿入すれば自動的に利用可能になります。
ただし、SMSを利用できるアプリが複数存在しているケースが多いため注意が必要です。
「+メッセージ」「ハングアウト」「SMS」など、端末によって様々なSMSアプリが最初から入っています。
SMSの受信ができない!という場合はアプリ同士の設定が問題を起こしている可能性がありますので、SMSメッセージアプリを全て開いて確認をしてみましょう!
iPhoneの場合
iPhoneの場合も基本的にSMSは設定不要です。
ただし、OSのバージョンによっては「MMS機能を使用するにはMMSメールアドレスが必要です」という警告文が毎回表示されるケースがあります。
その場合はメッセージアプリの設定を変更し、警告文が表示されないようにしましょう。
- 「設定」アプリを起動
- 「メッセージ」をタップ
- 「MMSメールアドレス」に任意の文字を入力
入力する文字は「1234」や「ああああ」など任意の文字を入力すれば大丈夫です。
「MMSメールアドレス」の項目に何かを入力すれば、上記の警告文は出てこなくなります。
ドコモ回線&音声SIMなら受信拒否・迷惑メール対策が可能
IIJmioのSMSはドコモ回線かつ音声SIMであれば迷惑メールに対する受信拒否設定が可能です。
au回線では残念ながら拒否設定を行うことができません。
なお、設定には音声通話を利用するので、ドコモ回線であってもSMSデータSIMでは設定が不可となっています。
受信拒否設定をしたい場合には必ず、「音声プラン&ドコモ回線」で申し込みをしましょう。
IIJmioでSMS受信拒否を設定する手順
続いてはSMS受信拒否の具体的な設定手順をお伝えします。
利用できるSMS受信拒否設定の種類は以下の通りです。
IIJmioで行えるSMS拒否設定
- SMS一括拒否:全てのSMSを拒否
- 非通知SMS拒否:非通知で送信されたSMSを拒否
- 国際SMS拒否:海外からのSMSを拒否
- 国内他事業社SMS拒否:ドコモ回線以外から送られたSMSを拒否
- 個別番号拒否:指定した番号のSMSを拒否
- 個別番号受信:指定した番号以外から送られたSMSを拒否
拒否設定は音声通話を利用して設定を行います。
設定の流れは以下の通りです。
SMS受信拒否の設定方法(通話料は無料)
- 「*20184」へ発信
- ネットワーク暗証番号(初期設定は1234)を入力
- ガイダンスに従って設定
なお、発信→ネットワーク暗証番号を入力した後のガイダンスは以下のように流れます。
・SMS一括拒否を設定をするには「1」を、
・非通知SMS拒否を設定するには「2」を、
・国際SMS拒否を設定するには「3」を、
・国内他事業者SMS拒否を設定するには「4」を、
・個別番号拒否を設定するには「5」を、
・個別番号受信を設定するには「6」を、
・すべての設定を解除するには「7」を、
・設定状況を確認するには「8」を、
・終了するには「#」を
設定希望の番号をダイヤルし、拒否設定を完了させましょう。
また、音声途中でも操作は可能です。
まとめ:IIJmioでSMSを利用するならプラン選択に気をつけよう!
IIJmioのSMSについて解説させていただきました。
IIJmioではSMSを利用することができますが、プランによって利用可否が変わる点に注意が必要です。
また、拒否設定を行いたい場合は「ドコモ&音声SIM」の組み合わせが必須な点も覚えておきましょう。
SMSも利用できて料金もお得に使えるIIJmio、是非利用してくださいね。
なお、IIJmio以外の格安SIMでもSMSが使えるのか気になる形は下記記事も併せて参考にしてみてください。