auからイオンモバイルに乗り換えると、月額料金を半額以下に抑えることが可能です。
しかし一方で、通信品質が不安定になるなどデメリットもあるので注意が必要。
今回は、auからイオンモバイルへ乗り換えるメリットやデメリット、注意点についてくわしく解説します。
目次
auからイオンモバイルへ乗り換えるメリット
出典：イオンモバイル公式(https://aeonmobile.jp/about/)
auからイオンモバイルへ乗り換えるメリットは以下のとおりです。
- 同じau回線が使える
- 料金が安くなる
- ドコモ回線も選べる
下記にてそれぞれのメリットについてくわしく解説します。
同じau回線が使える
イオンモバイルはauの回線が使える格安SIMなので、現在auユーザーの方は今と変わらない通信エリアでインターネットを使い続けることが可能です。
自宅や職場でauしか使えない、またはauがよくつながる方は、イオンモバイルへ乗り換えても引き続きau回線が使えますよ。
料金が安くなる
イオンモバイルは大手キャリアから回線を借りている格安SIMなので、大手キャリアよりも安い料金でスマホが使えます。
イオンモバイルの料金プランについてくわしく紹介します。
さいてきプラン
イオンモバイルの「さいてきプラン」は、0.5GBから10GBまで1GB単位でデータ容量を選ぶことが可能です。
自分の利用量に合わせて適したデータ容量を選べるため、料金をできるだけ抑えて無駄なくスマホが使えます。
| さいてきプラン （音声プラン） |
月額料金 |
| 0.5GB | 803円 |
| 1GB | 858円 |
| 2GB | 968円 |
| 3GB | 1,078円 |
| 4GB | 1,188円 |
| 5GB | 1,298円 |
| 6GB | 1,408円 |
| 7GB | 1,518円 |
| 8GB | 1,628円 |
| 9GB | 1,738円 |
| 10GB | 1,848円 |
また、20GB以降の大容量プランもあるので、インターネットをたくさん使う方にもおすすめです。
| さいてきプラン 20GB以上 （音声プラン） |
月額料金 |
| 20GB | 1,958円 |
| 30GB | 2,508円 |
| 40GB | 3,058円 |
| 50GB | 3,608円 |
| 60GB | 4,158円 |
| 70GB | 4,708円 |
| 80GB | 5,258円 |
| 90GB | 5,808円 |
| 100GB | 6,358円 |
| 150GB | 9,108円 |
| 200GB | 11,858円 |
※上記は2024年4月1日提供開始のプランです。
自分の用途に合わせてデータ容量を細かく選びたい方は、イオンモバイルが適しているでしょう。
家族でシェアできるプランもある
出典：イオンモバイル公式(https://aeonmobile.jp/plan/share/)
イオンモバイルの「さいてきプラン」には、最大8回線まで家族でシェアできるプランもあります。
| さいてきプラン （シェア音声プラン） |
月額料金 |
| 1GB | 1,188円 |
| 2GB | 1,298円 |
| 3GB | 1,408円 |
| 4GB | 1,518円 |
| 5GB | 1,628円 |
| 6GB | 1,738円 |
| 7GB | 1,848円 |
| 8GB | 1,958円 |
| 9GB | 2,068円 |
| 10GB | 2,178円 |
20GB以降の大容量プランもあるので、家族のデータ利用量が多い方にもおすすめです。
| さいてきプラン 20GB以上 （シェア音声プラン） |
月額料金 |
| 20GB | 2,288円 |
| 30GB | 2,838円 |
| 40GB | 3,388円 |
| 50GB | 3,938円 |
| 60GB | 4,488円 |
| 70GB | 5,038円 |
| 80GB | 5,588円 |
| 90GB | 6,138円 |
| 100GB | 6,688円 |
| 150GB | 9,438円 |
| 200GB | 12,188円 |
※上記は2024年4月1日提供開始のプランです。
イオンモバイルのシェアプランは、上記のデータプランの料金に加えて1回線追加するごとに220円～440円の月額料金が加算されます。
つまり、家族4人で10GBプランを使う場合は月額3,058円となります。（10GBプラン2,178円+220円(2回線目)+220円(3回線目)+440円(4回線目)=3,058円）
1回線あたり764円で、月10GBプランを4人でシェアできるので、家族で乗り換えを検討している方はぜひシェアプランを利用しましょう。
60歳以上の方に「やさしいプラン」
60歳以上の方は「やさしいプラン」という、通常のプランよりも安いプランが利用できます。
そのため高齢の両親などシニアの方のスマホ探しをしている方にも、イオンモバイルはおすすめです。
| やさしいプラン （音声プラン） |
月額料金 |
| 0.2GB | 528円 |
| 1GB | 638円 |
| 2GB | 748円 |
| 3GB | 858円 |
| 4GB | 968円 |
| 5GB | 1,078円 |
| 6GB | 1,188円 |
| 7GB | 1,298円 |
| 8GB | 1,408円 |
| 9GB | 1,518円 |
| 10GB | 1,628円 |
※上記は2024年4月1日提供開始のプランです。
やさしいプランにもシェアプランがあるので、60歳以上のご夫婦で一緒に使いたいときに適しています。
| やさしいプラン （シェア音声プラン） |
月額料金 |
| 1GB | 968円 |
| 2GB | 1,078円 |
| 3GB | 1,188円 |
| 4GB | 1,298円 |
| 5GB | 1,408円 |
| 6GB | 1,518円 |
| 7GB | 1,628円 |
| 8GB | 1,738円 |
| 9GB | 1,848円 |
| 10GB | 1,958円 |
※上記は2024年4月1日提供開始のプランです。
シニアの方でスマホの利用を考えている方や、料金を安くしたい方はぜひイオンモバイルを検討してみてはいかがでしょうか。
auのプラン料金と比較
イオンモバイルとauの料金プランを比較しました。
| データ容量 | イオンモバイル | au |
| 1GB | 858円 | 3,465円 ※割引適用時：2,178円 |
| 2GB | 968円 | 4,565円 ※割引適用時：3,278円 |
| 3GB | 1,078円 | 5,665円 ※割引適用時：4,378円 |
| 4GB | 1,188円 | 6,215円 ※割引適用時：4,928円 |
| 2,266円 ※1年間：1,078円 ※スマホを初めて使う方のみ |
||
| 20GB | 1,958円 | 3,916円 ※1年間：2,728円 ※22歳以下は1年1,078円 ※スマホを初めて使う方のみ |
| 無制限 | 11,858円※1 ※200GB |
7,238円 ※割引適用時：4,928円 |
※1 2024年4月1日提供開始のプランです。
auのスマホを初めて使う方向けプラン「スマホスタートプラン」であれば、多少イオンモバイルの料金に近づきますが、基本的にauは割高な印象があります。
ただしauには無制限プランがありますが、イオンモバイルにはありません。
2024年4月1日から200GBプランはありますが、auの無制限プランと比べると割高になりますね。
そのため、10GB以下の小容量～20GBのプランを使うのであればイオンモバイルがお得ですが、無制限プランを使いたい方はauが適しているでしょう。
ドコモ回線も選べる
イオンモバイルはau回線のほかに、ドコモ回線を選択することも可能です。
現在自宅や職場でau回線が不便だと感じている方は、イオンモバイルへ乗り換える際にドコモ回線へ切り替えることもおすすめですよ。
ただし、auのスマホをイオンモバイルでそのまま使う場合、SIMロックがついているとドコモ回線では利用できません。
SIMロックがついているスマホを使っている場合は、事前にSIMロックの解除をしましょう。
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auからイオンモバイルへ乗り換えるデメリット
auからイオンモバイルへ乗り換えるデメリットは以下のとおりです。
- au独自の各種サービスが使えなくなる
- キャリア決済・キャリアメールが使えない
- 通信速度が遅くなる
- 取り扱い端末がauより少ない
下記にてくわしく見ていきましょう。
au独自の各種サービスが使えなくなる
auで加入していた保証オプションや留守番電話などのオプションサービスは、イオンモバイルに乗り換えた時点で使えなくなります。
そのため、auで使っていたサービスで継続利用したいものがある場合は注意しましょう。
キャリア決済・キャリアメールが使えない
auのキャリア決済やキャリアメールも、イオンモバイルに乗り換えた時点で使えなくなります。
携帯電話料金との合算請求に設定しているアプリや有料コンテンツがある場合は、支払い方法の変更が必要なので注意してください。
キャリアメールに関しては、auで「メール持ち運びサービス」に加入することでイオンモバイルでもauのキャリアメールが使えるようになります。
ただし、メール持ち運びサービスは月額330円のオプション料金がかかるので、オプション料金がかかることに抵抗がある方は、Gmailなどフリーメールの利用を検討しましょう。
通信速度が遅くなる
イオンモバイルは大手キャリアから回線を借りている格安SIMなので、基本的に通信速度が大手キャリアよりも遅く、時間帯によってはかなり速度が落ちてしまう可能性があります。
| 時間帯 | イオンモバイル | au |
| 朝 | 44.13Mbps | 167.53Mbps |
| 昼 | 2.47Mbps | 104.53Mbps |
| 夜 | 45.02Mbps | 70.0Mbps |
※上記の通信速度は直近3ヶ月間の下り平均速度です。
※出典：みんそく
※計測期間：2023年12月25日～2024年3月25日
SNSを閲覧したり動画を視聴したりする程度であれば、30Mbps程度で快適に使えるといわれています。
しかし、昼など回線が混雑しやすい時間帯はかなり速度が落ちるので、自分のスマホを使う時間帯や用途がイオンモバイルの通信速度に合っているかどうか確認しましょう。
取り扱い端末がauより少ない
イオンモバイルは取り扱い端末が少なく、auで販売されているようなiPhoneやGalaxyなどの人気スマホの最新モデルがありません。
現時点のイオンモバイルの対応機種は以下のとおりです。
- moto g24
- AQUOS sense8
- AQUOS sense7
- AQUOS wish3
- AQUOS wish2※ドコモ版中古品
- moto g13
- moto g53j 5G
- Redmi 12 5G 8GB/256GB
- Redmi 12 5G
- Redmi Note 11 Pro 5G
- Redmi Note 11
- iPhone XS 256GB※未使用品
- Xperia Ace Ⅲ※au版中古品
SHARPのAQUOSシリーズのほかは、Xiaomiやモトローラなど海外製の格安スマホが多いため、iPhoneやXperiaなどの人気スマホを使いたい方は注意が必要です。
イオンモバイルに欲しいスマホがない場合は、他社で購入しイオンモバイルのSIMカードを差し込んで使うという方法もできますよ。
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auからイオンモバイルに乗り換える方法
auからイオンモバイルへ乗り換える方法について見ていきましょう。
- 利用する端末の動作確認をする
- auでMNP予約番号を取得
- イオンモバイルで申し込む
- 初期設定をする
下記にてくわしく解説します。
1.利用する端末の動作確認をする
auで使っていた端末をそのままイオンモバイルで使う場合や、他社で購入したスマホを使いたい場合は、まずイオンモバイル公式サイトで動作確認をしましょう。
動作確認せずにイオンモバイルを契約すると、後からイオンモバイルで使えないことが発覚する恐れがあります。
確実に使えることを確認してから、イオンモバイルに乗り換えましょう。
動作確認は、イオンモバイル公式サイトの「動作確認端末一覧」から行ってください。
2.auでMNP予約番号を取得
auの電話番号をイオンモバイルでそのまま使うには、auで「MNP予約番号」の発行が必要です。
MNP予約番号の発行方法は以下のとおりです。
- My auから手続きする
- auショップで手続きする
- auのコールセンターへ電話する
ショップやコールセンターは混雑しやすいので、オンラインサイトのMy auから手続きすることをおすすめします。
MNP予約番号の発行手数料はかかりませんが、端末の分割払いが途中の場合は、乗り換え後も引き続き分割払いを続ける必要があるので注意しましょう。
MNP予約番号の有効期限は発行日から15日間なので、発行後は余裕をもって契約の手続きを進めてください。
3.イオンモバイルで申し込む
次に、イオンモバイルで乗り換えの申し込みをします。
イオンモバイルには実店舗もあるので、オンラインまたはショップで手続きが可能です。
契約時には、免許証やマイナンバーカードなど本人確認ができる書類とクレジットカードが必要です。
ショップの場合はスタッフが契約を代行してくれるので、必要書類を提出し契約内容を確認するだけで問題ありません。
オンラインの場合は案内に従って必要な情報を入力する必要があるので、入力した内容に間違いがないか確認しましょう。
4.初期設定をする
契約が完了しSIMカードが届いたら、次に初期設定をします。
他社から乗り換えた場合は開通手続きをする必要があります。
また、他社で購入したスマホでイオンモバイルの回線を使う場合は、APN設定も必要なので忘れずにしましょう。
下記にて、それぞれの手順についてくわしく解説します。
開通手続きの手順
SIMカードのみをネットで契約した場合、auからイオンモバイルの回線に切り替える作業が必要です。
イオンモバイルのマイページにログインし、開通手続きを進めてください。
受付時間は9:00～19:00なので、受付時間内に切り替え手続きをしましょう。
なお、開通手続きをしなかった場合は、MNP予約番号の有効期限前日の17:00以降に自動で切り替わります。
開通が完了すればauは自動解約されるので、au側で何か手続き等は不要です。
APN設定の手順
次に、APN設定の手順についてiPhone・Androidスマホ別に解説します。
イオンモバイルのSIMにはタイプ1とタイプ2の2種類がありますが、音声通話機能のあるプランで使えるのはタイプ1のみとなります。
iPhoneのAPN設定手順
iPhoneでAPN設定をするには、専用の構成プロファイルをインストールする必要があります。
iOSのバージョンによってインストールする構成プロファイルが異なるので、イオンモバイルの公式サイトにて確認してください。
インストールする際に「通信がフィルタリングや監視される場合があります」などの警告文が出る場合がありますが、これによってフィルタリング・監視が行われることはないので安心してください。
AndroidスマホのAPN設定手順
AndroidスマホのAPN設定手順は以下のとおりです。
- 設定を開く
- 「ネットワークとインターネット」を選択
- 「モバイルネットワーク」を選択
- 「アクセスポイント」を選択し「詳細設定」をタップ
- APN情報を新規で登録
AndroidスマホでAPN設定をする場合、自分でAPN情報を入力する必要があります。
必要な情報は以下のとおりです。
| イオンモバイルのAPN情報 | |
| APN | i-aeonmobile.com |
| ユーザー名 | user |
| パスワード | 0000 |
| 認証タイプ | PAPまたはCHAP |
APN情報を登録し、イオンモバイルのAPNが選択され、問題なくインターネットに接続できていることを確認したら設定完了です。
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auからイオンモバイルに乗り換えると料金は安くなるが通信品質に注意
auからイオンモバイルに乗り換えると、月額料金を半額以下に抑えることが可能です。
家族でシェアできるシェアプランもあるので、家族みんなで乗り換えを考えている方にもおすすめですよ。
一方でイオンモバイルには無制限プランがないので、データ容量を気にせずにネットを使いたい方は注意しましょう。
通信品質もauよりも遅くなるので、通信速度を重視する方やスマホ回線でネットをたくさん使いたい方には不向きかもしれません。
通信速度よりも料金の安さを重視したい方や、Wi-Fiをメインで使う方はぜひイオンモバイルへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
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