ドコモのahamo・auのpovo・ソフトバンクのLINEMOは同時期に登場した大手キャリアの格安料金プランです。
今回はそんな大手の格安プランの中でもよく比較されがちな、ドコモのahamoとauのpovoの違いについて紹介します。
本記事を読めばどちらが自分に合っているプランなのかが分かるはずなので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
ahamo・povoはどっちがいい?両者を徹底比較!
まずはahamoとpovoのサービスを確認して、どこが違うのかを知りましょう。
ここでは利用料金やデータ通信容量など基本的な部分の紹介と、特徴的な部分の解説や比較をしていきます。
ahamo
ahamo 料金プラン概要
月額基本料
2,970円
4,950円
データ量
20GB
100GB
低速時速度
1Mbps
通話料
22円/30秒
無料通話
5分かけ放題付帯
データ繰り越し
×
5G対応
◯
ドコモのahamoは、2021年3月26日から始まったサービスです。
既存のプランよりもはるかに安い、データ通信容量が20GBで税込み2,970円、大盛りオプションでは100GBで4,950円という、格安SIM並の料金設定に注目が集まりました。
しかも安いだけでなく、5GやeSIMに対応していたり無料通話サービスが充実していたりと、並大抵の格安SIMよりも魅力的な部分が数多くあります。
一方でドコモショップでの無料サポートが受けられない点や、キャリアメールの利用が出来ない点などデメリットもあるため、使用する際には注意も必要です。
ahamoのメリット①5分間の通話が無料
ahamo最大の特徴と言えるのが、5分以内の通話無料(※)です。
他社では有料オプションなどに加入しなければ受けられないサービスですが、ahamoの場合は最初から無料になっています。
5分以上の通話を頻繁にする方向けには、通話がかけ放題になる「かけ放題オプション」も用意されています。
1,100円のオプション利用料を支払うことで5分以上の通話も無料(※)になるので、時間や料金を気にせず通話が出来ます。
※104や188、SMSなどを除く。
ahamoのメリット②スマホの購入が出来る
ahamoでは大手キャリアの格安プランとしては珍しく、スマホの購入が出来ます。
ドコモと比較すると購入出来るスマホの種類は多くありませんが、少ない手間でSIMとスマホを同時に購入出来るので、嬉しいと感じる方も多いでしょう。
スマホの支払い方法には一括と36回払いの2種類があり、好きな支払い方法を選択できます。
ahamoのメリット③スマホの補償サービスがある
ahamoにはスマホにトラブルが発生した場合に、補償してくれるオプションサービス「ケータイ補償サービス」があります。
加入して月々の利用料金(550円~1,100円)を支払うと、スマホにトラブルが起きたときに新しい端末との交換や、修理代金のサポートをしてくれます。
ahamoでスマホを購入したときのみ加入可能なサービスなので、スマホを故障させてしまわないか心配な方は加入してみてください。
ahamoのデメリット①povoと比較して基本料金が高い
ahamoの基本料金は2,970円ですが、povoは基本料金0円で利用データ量に応じてトッピングしていく形式です。
総額はユーザーのデータ利用量にもよりますが、基本料金のみに着目して比較すると年額で35,640円もの差になります。
そのため利用料金の安さが第一という方の場合は、ahamoよりもpovoの方が魅力的に映るかもしれません。
ahamoのデメリット②ドコモの家族割で料金割引されない
現在家族でドコモ使っている方の中には、家族間通話が無料になる「ファミリー割引」を利用している方もいるのではないでしょうか。
ですが残念なことに、ahamoに移った場合はファミリー割引の割引特典を受けられなくなります。
具体例を挙げると、ahamoユーザーの家族からドコモユーザーの家族へ通話すると、通話料が有料になってしまいます。
ただし逆の場合は今まで通り無料で通話出来るので、ahamoに入ってもファミリー割引に加入し続けるメリットはると言えるでしょう。
povo(2.0)
povo トッピング概要
料金
390円
990円
2,700円
6,490円
12,980円
330円
データ量
1GB
3GB
20GB
60GB
150GB
使い放題
有効期限
7日間
30日間
90日間
180日間
24時間
低速時速度
128Kbps
通話料
22円/30秒
データ繰り越し
×
5G対応
◯
※上記は基本のトッピングのみです。この他に期間限定で提供されているものもございます
povoはahamoと同様に、ショップでの無料サポートやキャリアメールなどが無い代わりに、利用料金が非常に安くなっているauの新プランです。
なんといっても魅力的なのがデータ通信容量が0GBで基本料金も0円であるという点です。
以下ではpovo2.0についてのメリットを紹介していきます。
povoのメリット①安い利用料金
povoの利用料金は、他の大手キャリアが発表した格安プランと比較しても安めになっています。
ahamoの項目でも紹介しましたが、ahamoと比べると基本料金は1年で35,640円の差があります。
データ利用量の程度にもよりますが、基本料金でこの違いはなかなか大きいと言えるでしょう。
povoのメリット②トッピングでプランを自分好みにカスタマイズできる
povoには「トッピング」と呼ばれる、他社でいうところのオプションのようなものが複数あります。
トッピングを選択することで、プランを自分に合ったものにカスタマイズすることが可能です。
povoのメリット③データ使い放題24時間
外出先で動画を見たりやゲームをダウンロードしたかったのに、データ通信量が気になったから諦めてしまった。
そんな経験をしたことがある方にオススメしたいのが「データ使い放題24時間」です。
このサービスを利用すれば、サービスの名称通り24時間のデータ通信が使い放題になります。
利用料金はわずか330円なので、大容量のデータ通信をしたいときに気軽に利用してみてください。
povoのデメリット①5分以内の無料通話は付いていない
ahamoでは基本サービスに5分間の無料通話が付いていましたが、povoには無料通話が付いていません。
無料通話を付けたい場合は「5分以内通話かけ放題(月額550円)」または「通話かけ放題(月額1,650円)」のトッピングをする必要があります。
ですが無料通話のトッピングをした場合は、最初から無料通話が付いているahamoよりも割高になってしまうので注意しましょう。
povoのデメリット②トッピングの種類が多くてわかりにくい
トッピングの種類の多さがpovoの魅力ではあるのですが、逆にトッピングの種類が多くて分かりにくいと感じる方もいるでしょう。
特にpovo2.0はトッピングありきのプランなので、内容を理解しておかなければ利用出来ないと言っても過言ではありません。
そういった手間をかけたくない方は、1プランしかなくオプションもシンプルなahamoの方が良いと感じるのではないでしょうか。
ahamoとpovoの大きな違いは?
ここまででahamoとpovoの長所や短所、それぞれの違いなどを理解していただけたかと思います。
ではいくつかある違いの中で、注意すべき相違点はどこなのでしょうか。
次は「ahamoとpovo2.0」で大きく違うところを紹介していきます。
ahamoとpovo2.0の一番大きな違い:カスタマイズ性
ahamoとpovo2.0は完全に別物のプランですが、あえて一番大きな違いを挙げるならカスタマイズ性でしょう。
ahamoの場合、「データ通信容量20GB・月額2,970円」のプランをベースに、データ通信容量を1GBずつ追加したり「通話かけ放題」を追加する程度しか変更は出来ません。
一方povo2.0の場合は、「データ通信容量0GB・月額0円」のベースに、ユーザーがデータ通信容量や無料通話をトッピングで自由に追加できます。
そのためデータ通信容量が少ない格安プランや、1GBあたりの利用料金がahamoよりも安いプランを作るのも容易です。
しかしカスタマイズ性が高い一方で、お得なプランや自分に合ったプランを考えるのには手間がかかるので、面倒な作業をしたくない方はahamoの方が良いと感じるでしょう。
ahamoとpovo2.0の違い:速度比較
スマホを使う上で重要なのが通信速度です。
ahamoとpovo2.0の場合、通信速度はどちらが速いのでしょうか。
通信速度を比較できる「みんそく」におけるahamoとpovoのデータを比較してみました。
データは2023年10月16日時点のものです。
下り通信
時間帯 | ahamo | povo2.0 |
朝 | 69.97Mbps | 83.51Mbps |
昼 | 43.71Mbps | 77.76Mbps |
夕方 | 69.42Mbps | 138.99Mbps |
夜 | 61.52Mbps | 71.84Mbps |
深夜 | 67.87Mbps | 109.59Mbps |
※表は右にスクロールできます
上り通信
時間帯 | ahamo | povo2.0 |
朝 | 9.91Mbps | 14.41Mbps |
昼 | 6.81Mbps | 15.5Mbps |
夕方 | 9.73Mbps | 20.7Mbps |
夜 | 8.87Mbps | 15.47Mbps |
深夜 | 9.95Mbps | 16.22Mbps |
※表は右にスクロールできます
※上記の測定値は実測3か月分の平均値です。
※測定期間:7月16日~10月16日
※出典:みんそく
時間帯で見ると夕方はpovoが速く、それ以外の時間帯はahamoが速めですね。
とは言え、どちらも安定した速度が出ています。
格安SIMのように、時間帯によって遅くなったりすることはありません。
良い意味であまり大きな違いはないと言えます。
ahamoとpovo2.0の違い:対応エリアを比較
ahamoとpovo2.0では対応エリアも異なります。
ahamoとpovo2.0の対応エリア
- ahamo:ドコモと同じ
- povo2.0:auと同じ
ahamoはドコモと、povo2.0はauと同じ対応エリアです。
どちらも4G回線は人口カバー率99%以上で、全国各地で使えます。
街中で使う分にはどちらでも差はありません。
ただし、地方や山間部だとどちらか一方にしか対応していないエリアもあります。
ahamoとpovo2.0の違い:家族割を比較
ahamoとpovo2.0では家族割への対応も微妙に異なります。
家族割の違い | ahamo | povo2.0 |
家族割による割引 | なし | なし |
家族割の対象回線数へのカウント | カウントされる | カウントされない |
家族間無料通話 | ドコモ→ahamoへの通話料のみ無料 | なし |
※表は右にスクロールできます
家族割による割引を受けられない点は同じです。
しかし、ahamoはドコモの家族割「みんなドコモ割」の対象回線としてカウントされます。
例えば家族3人のうち2人がドコモ、残りの1人がahamoだとします。
この場合もみんなドコモ割の対象回線数は「3」になるため、ドコモを利用する家族は最大の割引を受けることが可能です。
さらに、ahamoはドコモの「ファミリー割引」へ申し込めます。
家族間の通話料無料の特典は適用されませんが、ドコモを使う家族からahamo回線への通話料は無料です。
ahamoは5分かけ放題が付帯するため、長電話さえ気を付ければ家族間の通話料が実質無料になります。
家族割がない点は同じですが、大手キャリアを継続する家族の負担を減らせるのはahamoですね。
ahamoとpovo2.0の違い:キャンペーンを比較
ahamoとpovo2.0のキャンペーンの違いについて紹介します。
ahamoのキャンペーン
キャンペーンについては時期にもよりますが、基本的にahamoがお得です。
ahamoの最新キャンペーンは以下のとおりです。
ahamoの最新キャンペーン
- ahamoとディズニープラス契約でdポイント3,990pt進呈、抽選でQUOカード5,000円分も当たる!さらに月額料金990円が最大6カ月間割引に!
ahamoはオプション料金などの割引を実施しています。
ディズニープラスがお得に使えるので、興味がある方はぜひ利用してみてくださいね!
povo2.0のキャンペーン
povoでは現在、他社から乗り換えてトッピングを購入すると最大20,000円相当もらえるキャンペーンが開催中です!- 他社から乗り換えで対象トッピングを購入すると最大20,000円相当のau PAY残高還元(終了日未定)
- 契約後7日以内に「データ追加1GB(7日間)」を購入するとau PAYギフトコード390円相当をプレゼント(終了日未定)
- Googleストアで対象商品を購入すると3GB(30日間)プレゼント
より詳しいキャンペーン内容は下記記事で解説してますので、乗り換えを検討している方は必ずチェックしてください!
ahamoとpovo2.0の違い:対応・販売機種を比較
ahamoとpovo2.0では対応・販売機種にも違いがあります。
- ahamoは端末のセット販売あり
- povo2.0は端末のセット販売なし
- どちらもiPhoneは問題なく使える
- Androidも対応機種が豊富
端末セットがあるのはahamoだけ
ahamoでは公式サイト経由で以下の端末のセット購入が可能です。
ポイント
- AQUOS wish2 SH-51C
また、ドコモオンラインショップ経由であればiPhone 15など最新機種の購入もできますよ。
一方でpovo2.0では端末の販売がありません。
ネット通販やau Online Shopで別途購入してください。
対応機種はどちらも豊富
対応機種はahamoもpovo2.0も豊富です。
iPhoneについては互角で、iPhone 6s以降の機種であれば問題なく使えます(ahamoはiPhone 6も)。
Androidも幅広い機種が対応しています。
ただし、ドコモで発売されたモデルはpovo2.0で使えないことがあります。
反対に、auで発売されたモデルの一部はahamoで使えません。
必ず、公式サイトからahamoまたはpovo2.0に対応しているかをチェックしてくださいね。
- ahamo:対応端末一覧 | ahamo
- povo2.0:対応機種・端末
ahamoとpovo2.0の違い:支払い方法を比較
支払い方法はahamoが充実しています。
支払い方法 | ahamo | povo2.0 |
クレジットカード | 〇 | 〇 |
デビットカード | △(一部のカードで利用できる) | × |
口座振替 | 〇 | × |
ポイント支払い | 〇(dポイント) | × |
※表は右にスクロールできます
ahamoはクレジットカードだけでなくデビットカードと口座振替に対応しています。
クレジットカードを持っていない人でも申し込めます。
余ったdポイントを支払いに充てられるのもうれしいですね。
一方、povo2.0の支払いはクレジットカードのみです。
口座振替に対応していないため、クレジットカードを持っていない人は申し込めません。
ahamoとpovo2.0の違い:サポート体制を比較
次はahamoとpovo2.0のサポート体制を比較してみましょう。
サポート体制 | ahamo | povo2.0 |
店舗 | △(有料) | × |
電話 | × | × |
チャット | 〇 | 〇 |
※表は右にスクロールできます
どちらもサポートはチャットが原則です。
店舗や電話でのサポートには対応していません。
ahamoはドコモショップでのサポートに対応していますが、3,300円のサポート料がかかります。
povo2.0には有料の店舗サポートがありません。
困ったときもチャットでの対応のみです。
サポートを重視する人には向きませんね。
ahamoとpovo2.0の違い:独自サービスを比較
続いてはahamoとpovo2.0の独自サービスを比較してみましょう。
ahamoとpovo2.0の独自サービス
- ahamoの独自サービス
dカード特典、利用料に応じてdポイントが貯まる - povo2.0の独自サービス
ギガ活でデータ通信量がもらえる
ahamoの独自サービス
ahamoの独自サービスは以下の通りです。
ahamoの独自サービス
- dカード特典
- 利用料に応じてdポイントが貯まる
ahamoをドコモのクレジットカード「dカード」「dカード GOLD」とセットで使うと特典を受けられます。
dカード特典 | dカード GOLD | dカード |
dカード GOLDご利用額10%還元特典 (上限300ポイント/月) |
〇 | × |
ドコモでんき Green ご利用額10%ポイント還元 |
〇 | × |
dカードケータイ補償 | 購入から3年、最大10万円まで | 購入から1年、最大1万円まで |
dカードボーナスパケット特典 | +5GB/月 | +1GB/月 |
※表は右にスクロールできます
dカード GOLDと組み合わせると、毎月のカード利用料の10%ポイント還元です。
ドコモでんき Greenを利用中なら電気代の10%も還元されます。
さらに最大10万円のdカードケータイ補償と毎月5GBのボーナスパケットも付いてきます。
年会費無料のdカードでも最大1万円のdカードケータイ補償と毎月1GBのボーナスパケットがもらえます。
ahamoを利用するなら、dカード/dカード GOLDも持っておくのがおすすめです。
また、ahamoの利用料1,100円(税込)につき10ポイントのdポイントが貯まります。
dカード GOLDとahamoを組み合わせれば、どんどんdポイントが貯まってよりお得です。
povo2.0の独自サービス
一方、povo2.0独自のサービスが「ギガ活」です。
対象店舗を利用すると、povo2.0のデータ通信量がもらえます。
主な対象店舗は以下の通りです。
ギガ活の主な対象店舗
- ローソン
- 餃子の王将
- コナズ珈琲
- ドトール
- すき家
- 日高屋
- 松屋
- ウエルシアグループ
- カインズ
- オーケー
上記の店舗をよく利用する人なら、トッピングなしでpovo2.0を運用することも不可能ではありません。
お店によってはau PAYでの支払いが条件になっています。
また、もらえるデータ通信量は有効期限が短い(3~7日)ため、早めに使い切ってください。
詳しい対象店舗や条件はpovo2.0公式サイトのギガ活ページからチェックできます。
ahamoとpovo2.0の違い:契約数を比較
人気を表す代名詞といっても過言ではない契約数について比較してみました。
結論、ahamoは200万以上の契約、povoは100万以上の契約で契約数自体はahamoの方が多いという結果になりました。
ahamoとpovo2.0の違い:海外ローミングを比較
海外での利用ついてはどちらの方が、データ容量の観点から不自由なく使えるのでしょうか?
結果は、ahamoは20GBまで無料、povoはデータトッピングの購入で利用可能です。
どちらも海外で問題なく利用できますが、povoのデータトッピングは最安で690円(0.5GB)、ahamoは追加料金なしで20GB使えることを考えると、海外での利用はahamoに軍杯が上がります。
後に紹介する評判でもそうですが、海外での利用ではahamoを選ばれる方もいらっしゃるみたいですね!
ahamoとpovo2.0の違い:ahamoとpovoの事務手数料を比較
続いては契約にあたって発生する事務手数料についての比較です。
結論、どちらも無料です!
新規契約であろうと乗り換え乗り換えであろうと契約にあたって発生する事務手数料は0円となります。
これは大変お得ですね!
ahamoとpovo2.0の違い:ahamoとpovoの関連サービスを比較
ahamoはドコモを、povoはauを親会社に持つ点から、各々dカードやau PAYで支払いなどの連携でポイント等をお得に利用することが可能です!
これは両者ともにメリットが大きいと言えるでしょう!
ahamoとpovoに共通するメリット
ahamoとpovoに共通するメリットは以下の通りです。
ahamoとpovoに共通するメリット
- 従来プランより大幅に安くなる
- 対応エリアが広く通信速度も安定している
- eSIM対応ですぐに使える
- 事務手数料やMNP転出手数料が無料
従来プランより大幅に安くなる
ahamo・povoともに乗り換えると従来プランから大幅に安くなります。
ドコモユーザーの場合、20GBのデータ通信を使うならeximoの契約が必要です。
eximoだと割引込みでも4,928円かかりますが、ahamoなら2,970円で済みます。
ドコモとahamo比較 | データ通信量 | 月額料金 |
ahamo | 20GB | 2,970円 |
ドコモ | 無制限 | 割引なし:7,315円 割引あり:4,928円 |
※表は右にスクロールできます
povo2.0もauから乗り換えると大幅に安くなります。
データ通信量を自由に追加するスタイルなので単純比較が難しいですが、1ヶ月(30日)換算ならauより割安です。
povo2.0とau比較 | povo2.0 | au |
3GB | 990円/30日 | 割引なし:5,115円 割引あり:3,278円 |
20GB | 2,700円/30日 | 割引なし:7,238円 割引あり:4,928円 |
25GB | 2,163円/30日 (150GB/180日で毎月25GB使うと仮定) |
※表は右にスクロールできます
ahamo・povo2.0のどちらに乗り換えても、スマホ代が安くなるのは確実ですね。
対応エリアが広く通信速度も安定している
通信品質の良さも共通のメリットです。
ahamoはドコモと、povoはauと同じ回線を利用します。
対応エリアも同じなので、全国各地で利用可能です。
通信速度も安定しています。
格安SIMと違い、平日お昼や夕方も速度が低下しません。
1日を通して快適にスマホを使えます。
「スマホ代を節約したいけど、通信品質が悪くなるのは嫌だ」という人にピッタリですね。
eSIM対応ですぐに使える
ahamoとpovoはどちらもeSIMに対応しています。
eSIMとはスマホ本体に埋め込まれているSIMのことです。
従来のSIMカードの場合、申し込んでから郵送されるのを待つ必要があります。
eSIMなら端末にデータを書き込むので、SIMカードが必要ありません。
ahamoもpovoも、eSIMで申し込むと最短その日のうちに利用可能です。
事務手数料やMNP転出手数料が無料
ahamoとpovoはどちらも契約・解約に伴う以下の手数料が無料です。
ahamo・povoでは以下の手数料が無料
- 事務手数料
- 解約金
- MNP転出手数料
契約時も解約時も、余計な手数料が一切かかりません。
ahamoとpovoに共通するデメリット
ahamoとpovoには次のような共通のデメリットもあります。
ahamoとpovoに共通するデメリット
- 申し込み・サポートは原則オンラインのみ
- キャリアメールが有料
- 家族割引や光回線とのセット割はない
- 留守番電話や割引通話は利用できない
申し込み・サポートは原則オンラインのみ
ahamoもpovoもオンライン専用プランです。
申し込みはもちろん、契約後のサポートも原則オンラインのみです。
店舗でのサポートが必要な人にはどちらもおすすめできません。
なお、auのサブブランドであるUQモバイルは店舗でサポートを受けられます。
店舗サポートが必要な場合はpovoの代わりにUQモバイルも検討してみてください。
キャリアメールが有料
ahamoもpovoもキャリアメールは提供されていません。
乗り換え後もキャリアメールを利用する場合は大手キャリアの持ち運びサービスを利用する必要があります。
持ち運びサービスはいずれも有料です。
各キャリアのキャリアメール持ち運びサービス
- ドコモ:月額330円
- au:月額330円
- ソフトバンク:月額330円
ahamo・povoではGmailなどフリーメールも使えます。
フリーメールなら完全無料です。
キャリアメールへのこだわりがないなら、フリーメールで代用しましょう。
家族割引や光回線とのセット割はない
家族割引や光回線とのセット割がないのも共通のデメリットです。
ahamoは家族割の回線数にカウントされるものの、割引はありません。
ただし、ahamoもpovo2.0も料金が割安です。
割引なしでもドコモやauよりスマホ代が安くなりますよ。
留守番電話や割引通話は利用できない
ahamoとpovo2.0では次のような通話オプションが利用できません。
ahamoとpovo2.0で使えない通話オプション
- 留守番電話
- 転送でんわ/着信転送
- キャッチホン/割込通話
留守番電話やキャッチホン/割込通話を使いたい人は要注意です。
こんな人にはahamoがおすすめ
ahamoをオススメするのは以下のような人です。
- よく通話をする
- シンプルなプランが良い
- キャリアからスマホを購入したい
- キャリアのスマホの補償サービスに加入したい
ahamoには5分以内の無料通話が付いているうえに、通話かけ放題オプションも安いので、日頃よく通話をする方には特にオススメします。
povoにはないスマホ販売や補償サービスがあるのも魅力のひとつです。
プランが1つしかないので、プラン選びで頭を悩ませる必要がないのも嬉しい点だと言えるでしょう。
こんな人にはpovoがおすすめ
povoをオススメするのは以下のような人です。
- 利用料金を少しでも安くしたい
- あまり通話機能を使わない
- 自分に合ったプランにしたい
povo2.0は基本プランに無料通話が組み込まれていませんが、代わりにahamoよりも月額料金が安く設定されています。
そのためあまり通話をしない方に選んでもらいたいプランです。
トッピングをすることで自分好みのプランに出来るので、手間がかかっても安くてお得なプランにしたい方はぜひ選んでみてください。
実際に乗り換えた人たちの評判
本節では実際にahamoとpovoの2社間で乗り換えを行った方々の生の声を紹介していきます!
ahamoからpovoに乗り換えた人たちの評判
まずはahamoからpovoに乗り換えた人たちの声です。
良い口コミ・悪い口コ共に紹介しているのでぜひ参考にしてみてください!
povoに乗り換えた良い評判
月1ギガも使わないのでahamoからpovoに乗り換え?
キャラ可愛い??
トッピングとギガ活頑張ります✨ pic.twitter.com/Cg7GemseNp— けい⭐ (@rainbow21a) January 24, 2022
トッピングが特徴的なpovoですが、カスタマイズ性が高いことでデータ容量をそこまで使わない人にも高い満足度を示しているようですね!
povoに乗り換えた悪い評判
@povo_official @povo_support
povoに乗り換えたんですが
クソです
90日プランに入った次の日に悪意ある1GB送られてきました
マジでクソです
90日後に乗り換え濃厚ですね
こんなふざけてるキャリア二度と使うたくない
ということで2月からはahamoに行こうかな pic.twitter.com/xKk9kQeVSd— よんよん (@44yon44yon44) November 4, 2022
顧客対応がよくないとの声も…
povoからahamoに乗り換えた人たちの評判
続いてはpovoからahamoに乗り換えた人たちの声です。
こちらも良い口コミ・悪い口コ共に紹介しているのでぜひ参考にしてみてください!
ahamoに乗り換えた良い評判
今まで、基本料金がゼロ円に好きなトッピングを足して行くスタイルのpovo 2.0を推してきた私ですが、ahamo良いかもと思い始めています。
20GBと5分以内の通話無料が付いて税込2,970円。povoと異なり海外も対応。満足度高そうだ。— やすじⅡ (@yasji_) November 3, 2022
海外対応という強みがあるのもahamoの魅力のようですね!
ahamoに乗り換えた悪い評判
@ahamo_official 朝の山手線で繋がらないってどういうことですか?povoから乗り換えたばかりですが1日で戻したいと思いました。
— ひろろ (@pkmgopkm) November 1, 2022
混雑時の繋がりやすさに不満を覚えている人も…
ahamoとpovoの申し込み方法
ここからはahamoとpovo2.0の申し込み方法をチェックしていきます。
ahamoとpovo2.0を申し込む流れ
- MNP予約番号を取得する
- その他の必要な物を準備する
- ahamo・povoを申し込む
MNP予約番号を取得する
まずは現在のキャリアからMNP予約番号を取得してください。
MNP予約番号を利用して「MNP」で乗り換えると、電話番号をahamo/povo2.0へ引き継げます。
大手3キャリアにおけるMNP予約番号の取得方法は店舗、電話、オンラインの3つあります。
基本的には電話かオンラインがおすすめです。
自宅にいながら簡単に取得できますよ。
受付時間はいずれも電話が午前9時~午後8時、オンラインは24時間です。
キャリア | 電話番号 | オンライン窓口 |
ドコモ | 151(通話料無料) | My docomo |
au | 0077-75470(通話料無料) | My au |
ソフトバンク | ソフトバンク携帯から:*5533(通話料無料) 一般電話から:0800-100-5533(通話料無料) |
My SoftBank |
※表は右にスクロールできます
なお、ドコモからahamo、およびauからpovo2.0への乗り換える場合はMNP予約番号が不要です。
また、ahamo・povo2.0どちらもMNPのワンストップ方式に対応しているため乗り換え元の事業者によっては予約番号が不要なことも!
その他の必要な物を準備する
次はその他の必要な物を準備しましょう。
ahamoとpovo2.0で必要な物が異なります。
ahamoの申し込みに必要な物
ahamoの申し込みに必要な物は以下の通りです。
ahamoの申し込みに必要な物
- dアカウント
- 本人確認書類
- クレジットカードまたは通帳/キャッシュカード
ahamoを利用する際はdアカウントが必要です。
持っていない場合は事前に作っておくと、スムーズに申し込めますよ。
本人確認書類として使えるのは以下の書類です。
いずれか1点を用意してください。
- 運転免許証
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 身体障がい者手帳
- 精神障がい者保健福祉手帳(障がい者手帳)
- 療育手帳
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
povoの申し込みに必要な物
povo2.0の申し込みに必要な物は以下の通りです。
povoの申し込みに必要な物
- 本人確認書類
- クレジットカード
- メールアドレス(キャリアメール以外)
povo2.0の本人確認書類として使えるのは以下の3つです。
- 運転免許証
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 在留カード
ahamoに比べると利用できる書類が限られているので注意してください。
また、申し込みの際は連絡が取れるメールアドレスが必要です。
キャリアメールは登録できないため、Gmailなどのフリーメールを用意しておきましょう。
ahamo・povoを申し込む
準備ができればいよいよahamo・povoの申し込みです。
申し込み方法もahamoとpovoで異なります。
ahamoを申し込む
ahamoは公式サイトから申し込んでください。
ahamoを申し込む流れ
- 公式サイトの「申し込み」ボタンを押す
- 契約形態を選択する
- 端末セットの場合は端末を選ぶ
- オプションを選ぶ
- データ通信量(大盛りの有無)とかけ放題を選ぶ
- dアカウントにログインする
- 支払い方法を登録する
- SIMカードが到着するのを待つ
サービス内容がシンプルなので、初めての人でも迷わず申し込めます。
沢山使いたい方は、大盛りオプションの80GB:1,980円(税込)がおすすめです。
どうしても分からない場合はドコモショップへ行きましょう。
ahamoの申し込み方法については以下の記事も参考にしてください。
povo2.0を申し込む
povo2.0は「povo2.0アプリ」から申し込みます。
事前にアプリをダウンロードしておきましょう。
povo2.0を申し込む流れ
- povo2.0アプリを起動しメールアドレスを登録する
- SIM/契約タイプを選択する
- 重要事項説明を確認する
- クレジットカード情報を入力する
- eKYCで本人確認を実施する
- 本人確認が終わったら画面の指示に従って必要事項を記入する
- SIMカードの到着を待つ
povo2.0では本人確認にeKYCという仕組みを採用しています。
本人確認書類と自分の顔写真を撮影するだけで簡単に本人確認が可能です。
povo2.0への乗り換え手順の詳細は以下の記事も参考にしてください。
まとめ
今回はドコモのahamoとauのpovoの違いを比較して紹介しました。
ポイント
- ahamoはデータ通信容量20GBで2,970円、5分以内の無料通話付き
- povo2.0はデータ通信容量0GBで0円、トッピングでデータ通信容量などを追加
- ahamoは無料通話が欲しい人、povoはカスタマイズ性を求めている人にオススメ
ahamoとpovoはどちらも非常に魅力的なプランなので、選ぶのにとても苦労するでしょう。
本記事や上記のまとめを見て、より自分に合っていると思う方のプランに申し込んでみてください。
ahamoに関する注意事項
・ahamoはオンライン限定のサービスとなります
・キャリアメールは各社の持ち運びサービスオプションで利用可能です
・ahamoの申し込みサポートは有償で店頭でも可能です
・ahamoでは⼀部ご利⽤できないサービスがあります。
・ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。
ドコモショップなどでのサポートをご希望の場合は、「ahamoWebお申込みサポート(※2)」(税込3,300円)をご利⽤ください。
なお、お申込み時の端末操作はお客さまご⾃⾝で実施頂きます。また、端末初期設定およびデータ移⾏などは本サポートの範囲外となります。
端末初期設定およびデータ移⾏の補助をご希望のお客さまは「初期設定サポート(有料)(※3)」を別途お申込みください。
※2お客さまのご要望に基づき、ahamo専⽤サイトからのお申込みの補助を⾏うものです。
※3お客さまのご要望に基づき、ahamoアプリおよび専⽤サイトからのお⼿続き補助を⾏うものです。
・オンライン⼿続きはサイトメンテナンス中など、受付できない場合がございます。
・記載の月額料金とは別途機種代⾦が発生します(機種を購入の場合)
・国内通話料⾦は5分超過後、22円/30秒の通話料がかかります。「SMS」、他社接続サービスなどへの発信は、別途料⾦がかかります。
・海外パケット通信は15⽇を超えて海外で利⽤される場合は速度制限がかかります。国内利⽤と合わせての容量上限です。
・ご利⽤端末がドコモで提供している通信⽅式とは異なる通信⽅式のみに対応している機種の場合、またSIMロック解除がなされていない場合についてはahamoをご利⽤いただくことはできません。ご利⽤中の機種が対応しているかはahamoサイトにてご確認ください。
・SIMカードのご契約はMNP予約番号を取得のうえ、ahamoサイトからMNPによる新規お申込み⼿続きが必要です。