今もガラケーを使っている方の中には「ガラケーはいつまで使えるのだろう?」と不安な方もいると思います。
結論、4Gのガラケーに関してはサービスが終了する予定はないのですが、3Gのガラケーは終了の予定です。
この記事では今後もガラケーを使いたい方に向け、ガラケーがいつまで使えるのか、そして今後どうすればいいのかについて解説します。
目次
ガラケーはいつまで使える?
古くから使われているガラケーは、結論から言うと最大でもあと2年で使えなくなります。
使えなくなるのは、3G回線のみに対応するガラケー
あと2年以内に使えなくなってしまうガラケーは、3G回線のみに対応する機種(プラン)です。
ガラケーには4Gに対応している機種もあり、今使っているのが4G対応のガラケーなら、今後も問題なく使い続けられます。
3G回線専用のガラケーは、以下の期限をもって使えなくなるので注意しなければいけません。
3Gガラケーの提供終了スケジュール | |
ドコモ | 2026年3月31日 |
au | 終了済 |
ソフトバンク | 終了済 |
あと2年程度使い続けられるのはドコモのみです。
(参考)3Gのみに対応するスマホも使えなくなる
最大2年で終了するのは、「ガラケー」ではなく正確には「3Gのサービス」です。
スマホも2012年頃までは4Gに対応していないモデルが多く販売されていました。
スマホユーザーだから大丈夫だと思っている方も、もしも手持ちの機種が4Gに非対応だったら、あと2年以内に使えなくなってしまうのでご注意ください。
4G対応のガラケーは大手キャリアで契約可能!
「ガラケーが好きなので、どうしてもスマホに乗り換えたくない!」という方も、心配は無用です。
ドコモ、au、ソフトバンクの大手通信キャリアでは、今も4G対応のガラケーを販売しています。
流石にスマホほど積極的に新しい機種が出ることはなくなってしまっていますが、新品でガラケーを買って使うことは可能です。
大手キャリアのオンラインストアやキャリアショップ、家電量販店などで、ガラケーを契約できますよ。
なお、各キャリアの最安プランについては「クラスール」様の下記記事が参考になりますので、ぜひ気になる方は併せてご覧ください!
>>一番安いガラケー携帯料金はどこ?キャリア別の代表端末でそれぞれ検証
ガラホという選択肢もあり?乗り換え先候補にガラホはアリ?
ガラケーからの移行先として、スマホや従来のガラケーに加えて「ガラホ」という選択肢もあります。
ガラホはAndroidのOSを搭載していますが、形状はガラケーのままになっているのが特徴です。
ただし実のところ、ガラホはあまりおすすめできません。
操作方法がスマホのようなタッチ入力ではないため、正直スマホアプリを入れても操作しづらく、しかも機種によってはLINEなどのアプリを自由に入れて使えないものもあります。
スマホのようにアプリ機能などを使って便利に端末を利用したいなら、普通にスマホへ機種変更するのがおすすめですよ。
ガラケーから変えない人の理由
現在はスマホが普及していますが、一部にはガラケーを愛用している方もおられます。
そのガラケーにこだわる人の特徴を以下から紹介していきます。
- メールと通話ができれば十分と考えている
- スマホの機能を使いこなせない
- ガラケーの本体代、月々の料金が安い
- タブレットを持っているからスマホは、必要ない
ガラケー使用者の中で多いのは、スマホを使いこなせないことやガラケーに慣れているなど、機能面で好んでいる人が多い印象です。
中には、スマホとガラケー2台持ちの方もいるくらい、ガラケーにはファンがいるようです。
メールと通話ができれば十分と考えている
ガラケーを使用している人は、メールと通話ができれば十分と思っている人が多いようです。
スマホでは、アプリやゲーム、検索、動画などたくさんのコンテンツを使用することができますが、これらに興味がない人にとっては、ガラケーで十分かもしれませんね。
わわわわたくしも初めてガラケーからスマホに変えた時「スマホ使いづら……っ変えなければよかった」って思ってたけど今は馴染んだから!!!
— 不知火 クラメンコ (@kurara_makka_na) February 25, 2023
ガラケーからスマホに変えた当時はスマホ使いづら…フリックめんどい…ってなってたけど、今ガラケー使うと文字入力めんどい!できること少ない!ってなるね
— 菓餡 (@kaan0906) April 14, 2023
スマホの機能が使いこなせない
スマホの機能が使いこなせなくてややこしいから、ガラケーを使用しているという人は多いでしょう。
今までガラケーを使ってきた人からはスマホのタッチ操作からメール、通話など基本的な操作も難しいと感じているようです。
特に、機器操作が苦手なご年配の方は、スマホへ乗り換えることを避けている傾向があります。
シニアのスマホデビューについて詳しく知りたい方はこちら!
ガラケーの本体代、月々の料金が安い
ガラケー愛用者の中に、本体代や月々の料金がスマホより安いから使っているという人も多いようです。
一般的なスマホの本体価格は6万円から高いもので15万円程するのに対して、ガラケーの本体価格は2万円から4万円のものが中心です。
スマホの機能を必要とせずガラケーで十分と思っている人にとっては、安く携帯を購入したいと思っているのでしょう。
とはいえ、最近のスマホであれば1万円〜2万円台で購入可能の機種も多々ありますよ!
タブレットを持っているからスマホは必要ない
ご年配の方にガラケーを利用している人が多い傾向ですが、中にはタブレットを持っている人もいるのです。
タブレットはスマホよりも大きい画面のため、見やすさや操作のしやすさでガラケー使用者から好まれている印象です。
タブレットでもLINEを使えばメッセージのやり取りや通話のほか、動画の視聴、撮影、読書などスマホと変わらない機能を使うことができます。
ガラケーからスマホへ乗り換える際の注意点
最後に、ガラケーからスマホへ乗り換える場合の注意点を解説します。
ガラケーからの電話帳や写真移行方法は?
ガラケーからスマホに電話帳や写真を移行することは、問題なく可能です。
AndroidはmicroSDカード経由でスムーズにデータを移行できる
Androidの場合は、ガラケーで写真のアルバムや電話帳からmicroSDカードへデータをバックアップしてから、カードをスマホに移しましょう。
あとは写真をスマホの「ファイル」アプリなどから任意のフォルダに移動させましょう。
電話帳は、使いたい電話帳アプリへ「インポート」を行えばOKです。
iPhoneはPC経由でデータを移行すればOK
iPhoneでガラケーから写真を移したい場合は、一旦microSDカードを経由するなどしてパソコンにデータを移してください。
続いてiPhoneをPCに接続し、iTunesを利用して写真が入ったフォルダを同期させればデータを移行できますよ。
電話帳のデータは、一旦パソコンなどから自分が持っているGmailなどのメールアドレスへ送って、iPhoneからメール内の添付ファイルを開くことで読み込めます。
自分の目的に合ったスマホを選ぶ
機械が苦手でスマホを購入しても、使い切れないと諦めてしまっていませんか?
スマホは高性能で操作が難しそうに感じるかもしれませんが、お年寄りや初心者の方でも使いやすいスマホも販売されています。
AQUOS sense7のようにかんたん設定ができるものであったり、タッチ操作がスムーズにできるらくらくスマホなど、性能だけでなく自分の目的に合わせたものを選ぶことも重要です。
いきなり高性能で難しいものを選んでしまうと、使い切れずに困ってしまうということもあるので、人気があるからという理由だけで購入しないようにしましょう。
一部スマホに移行できないデータがある
ガラケーからスマホに移行できるデータは、
- 連絡先(電話帳)
- 写真・動画
- キャリアメールデータ
の3つです。
逆に移行できないデータは以下のものです。
- ガラケー専用のブックマーク・デコメ
- 着うた・着メロ
まずはガラケーで移行できるデータと移行できないデータを、整理することから始めましょう。
ガラケー専用サービスはスマホでは利用できない
ガラケー専用のサービスに登録している場合は、スマホでは利用できなくなるので、忘れずに解約しておくようにしましょう。
解約を忘れていてスマホに乗り換えた後にも支払いが続いていたというケースもあるので、ガラケー専用のサービスを使っている人は気をつけてください。
電子マネーは移行手続きをする
おサイフケータイの残金がある人は、電子マネーの移行手続きを行わないと、スマホに乗り換えた時に残金が使えない可能性があります。
nanacoやSuicaなど使用しているサービスがある人は、アカウントとパスワードの登録を行って、スマホで再登録する引き継ぎ作業をしましょう。
ガラケーを格安SIMで使うメリット
ここからは、格安SIMをガラケーで使うメリットを紹介していきます。
月々の料金が格安になる
ガラケーを格安SIMで利用する最大のメリットは、何といっても月々の料金の安さです。
普通の料金で契約しているガラケーもスマホに比べれば安いのですが、格安SIMを使うことでよりコストを抑えることができます。
格安SIM名 | ガラケー対応プラン | 月額 |
IIJmio | 特になし | 850円~ |
mineo | 特になし | 250円~ |
※表は右にスクロールできます
違約金や最低契約期間がない
以前は一般的なプランでガラケーを使用すると基本的に1年から2年程度の契約期間が設定されていましたが、現在は大手キャリアでも違約金や最低利用期間の設定は廃止されています。
格安SIMも大手キャリア同様契約期間などの縛りがないため、特段制限なく通信料金を格安で利用することができます。
格安SIMで利用すると、無駄なコストを抑えて利用できるので、ガラケーを使いたい人は、ぜひ格安SIMで利用してください。
大半のガラケーにAPN設定がない
スマホを格安SIMで利用する際、乗り換えの時にAPN設定をする必要がありますが、ガラケーを格安SIMで利用する時は必要ないのです。
「APN設定」とは、SIMカードを入れ替えてからネットワーク設定を調整するための手順ですが、ガラケーはインターネットが使えない仕様のため不要というわけです。
機器の操作が苦手な人は、安心してガラケーを格安SIMで利用することができます。
ガラケーを格安SIMで使うデメリット
先ほどはガラケーを格安SIMで使うメリットを紹介しましたが、次は、デメリットを紹介していきます。
キャリアメールは無料では引き継ぎ利用できない
キャリアメールとは、キャリア側が発行するメールアドレスのことです。
契約することに渡されるアドレスですが、原則として格安SIMでは、キャリアのメールアドレスを引き継ぐことはできません。
最近では大手キャリアでもアドレスの持ち運びサービスが開始されています。月額料金はかかりますが、以前のメールアドレスを使うことができます。
ですが格安SIMではガラケーだとキャリアメールの利用設定などが基本的にできないため、メッセージを送るのならメールよりSMSがおすすめです
格安SIMのメール事情について詳しく知りたい方はこちら!
通話料金はキャリアより高額になることも
月の料金が安くなる格安SIMですが、通話料金はキャリアより高額になることがあるのでデメリットに感じます。
一般的なキャリアの中には、かけ放題プランがあり、金額を払うと通常よりもお得に通話できるサービスがあります。
格安SIMも現在はかけ放題があるサービスが多いのですが、オプション提供なので通話が多い人はかけ放題オプションを忘れずに申込みしましょう。
また、専用アプリ必須の格安SIMはアプリがインストールできないとガラケーでかけ放題を使えないので、事前に確認しておきましょう。
インターネットを使えない
ガラケーを格安SIMで使うとインターネットの設定ができなくなります。
格安SIMでは通話とSMS機能のみ利用できて、インターネット検索やメールの送受信はできなくなってしまいます。
もし、ガラケーを格安SIMで利用したいと考えている人は、注意するべきポイントです。
ガラケープランとスマホに乗り換たい場合のキャリア・格安SIM価格
ここからは、ガラケープランと大手キャリアやかけ放題プランの料金を紹介していきます。
大手キャリアのガラケープランは1,300円前後
まずは、2023年時点で契約できる大手キャリアのガラケー向けプランを調べてみました。
大手キャリアのガラケープラン | |
ドコモ・ケータイプラン(100MB) | 1,507円 |
ソフトバンクのケータイプラン(100MB) | 1,408円(音声通話のみなら1,078円) |
※表は右にスクロールできます
100MBの通信量付きでドコモは1,507円、ソフトバンクは1,408円です。
また、ソフトバンクはデータ通信機能が不要なら1,078円の低価格で使うことができますよ。
大手キャリアのガラケー用プランについて詳しく知りたい方はこちら!
ちなみに通話のかけ放題機能は、以下のとおりです。
かけ放題オプションの月額料金 | ドコモ |
5分かけ放題 | 880円 |
無制限のかけ放題 | 1,980円 |
※表は右にスクロールできます
かけ放題のある格安SIMについて詳しく知りたい方はこちら!
大手キャリアのスマホプランは1GBで3,278~4,565円
大手キャリアにおける、スマホ向けプランの月額料金は以下のとおりです。
大手キャリアのスマホプラン(1GB程度) | |
ドコモ・eximo〜1GB | 4,565円 |
au・スマホミニプラン~1GB | 3,465円 |
ソフトバンク・ミニフィットプラン+~1GB | 3,278円 |
※表は右にスクロールできます
※大手キャリアの料金プランは1GB程度に設定しています。
いずれも月額3,000円以上で、ガラケー向けプランと比べると高めになっています。
ただし、ドコモの新料金プラン「irumo」は0.5GBを月額550円で利用できるため、1GBも使わないという方は大幅にコストを下げられる可能性があります。
かけ放題のオプション料金は、ガラケーと共通の金額でした。
かけ放題オプションの月額料金 | ドコモ・au・ソフトバンク |
5分かけ放題 | 880円 |
無制限のかけ放題 | 1,870円 |
※表は右にスクロールできます
格安SIMは1,000円台からスマホを持てる!
主な格安SIMにおける、スマホ向けプランの月額料金をまとめました。
格安SIMの料金プラン | |
UQモバイル(4GB) | 2,365円(家族で使えば1,815円) |
ワイモバイル(4GB) | 2,365円(家族で使えば2回線目以降は1,265円) |
mineo(1GB) | 1,298円 |
※表は右にスクロールできます
格安SIMだと、mineoは1GB1,298円、UQモバイルは4GB2,365円など大手キャリアより安い月額料金でスマホを持てます。
かけ放題オプションが提供されている格安SIMもあるので、通話が多い人も安心ですよ。
かけ放題オプション | ワイモバイル | UQモバイル | au・ソフトバンク |
10分かけ放題 | 880円 | 880円 | 880円 |
無制限のかけ放題 | 1,980円 | 1,980円 | 1,980円 |
※表は右にスクロールできます
かけ放題系オプションは大手キャリア系サービスだといずれも同額です。
上記4社以外についても詳しく知りたい方は、「失敗ゼロ!格安SIM(スマホ)おすすめ5社はここ!比較と口コミや評判情報も!」の記事もぜひご覧になってください。
(参考)ワイモバイルならガラケー端末も豊富!
実はワイモバイルでは、5種類のガラケーが提供されています。
- AQUOSケータイ4
- DIGNOケータイ4
- DIGNOケータイ3
- AQUOSケータイ3
- Simply
ガラケーの販売は少なくなって来ていますが、5つの中から欲しいものを見つけられるでしょう!
まとめ:ガラケーは2026年まで!お得にスマホへ乗り換えよう
今回は、ガラケーを使う理由や格安SIMで利用するメリット・デメリットについて書いてきました。
現在3Gのみに対応のガラケーやスマホを使っている方は最長2年でサービスが終了してしまいますので、もし今ガラケーを使っていて不満がある場合は、スマホへの乗り換えをおすすめします。
スマホはキャリアだと料金設定が高めですが、格安SIMならガラケーと遜色ない金額で使えますよ。
当サイトでは記事内で紹介させていただいたUQモバイルやワイモバイルの他にも以下のように色々な格安SIMの情報を紹介してるので、気になるものがあればぜひご確認ください。
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