IIJmioへ乗り換えるにあたって、通信できるエリアがどのようになっているのかは心配ですよね。
大手キャリアから乗り換えた結果、繋がりづらくなったりすると大変です。
この記事では、IIJmioの通信エリアについて詳しく解説します。
大手キャリアから乗り換えても問題なく使えるのか心配な方は、参考にしてください。
IIJmioの通信エリアはどうなっている?乗り換えたら繋がりにくくならない?
IIJmioは、ドコモ回線のタイプDとau回線のタイプAの2種類から好きなものを選んで契約可能です。
使われている回線は独自のものでなく、大手キャリアの物がそのまま使われています。
つまりタイプDで契約すればドコモの通信エリア、タイプAならauの通信エリアでそのまま使うことができますよ。
4Gだけでなく5Gもエリアは共通!格安SIMだからという理由で繋がらなくなる心配はない
ドコモやauは5Gでもサービスを提供していますが、もちろん5GのエリアもIIJmioとドコモ・auで共通となっています。
格安SIMだからといって、乗り換えで電波が弱くなる・エリアが狭くなるといったことは起こりません。
注意!ドコモやauにはそれぞれの対応エリアがあり、場所によっては繋がらない場合がある
注意したいのは、大手キャリアと対応エリアが共通=どこでも通信できる、というわけではないことです。
各キャリアにはそれぞれの対応エリアがあるので、大元のドコモ回線やau回線がエリア外の場所では当然ながらIIJmioでも通信・通話ができないことにご注意ください。
注意!今使っているキャリアから変更になる場合は端末と回線の相性が悪いこともある
キャリアからIIJmioへ乗り換える際、Androidユーザーで使われる回線が変わる場合は注意が必要です。
Android端末の中には、販売されていたキャリア以外の電波を全てしっかり拾わない機種もあります。
例えばAndroidユーザーがドコモからIIJmioのタイプA(au回線)へ乗り換える場合、機種によってはauのプラチナバンドを掴まず、屋内や地下、地方などでは電波が弱くなることがあります。(auのAndroid端末をタイプDで使う場合も同様)
また、キャリアで販売されていたスマホの中古品を買ってIIJmioで使う場合なども、その機種が使用するIIJmioの回線のキャリアと異なるキャリアで売られていたものの場合は同様に電波が弱くなることがありますよ。
また、手持ちの端末に「SIMロック」がかかっている場合は、他社回線のSIMで使う際にドコモオンライン手続きやMy auから解除する必要がある点にもご注意ください。(キャリア解約後でも無料でオンラインから解除可能です)
混雑時などは速度が遅くなり、繋がらない・読み込みが長いと感じることはある
格安SIMであるIIJmioへ乗り換えても、大手キャリアの電波が使われるためエリア自体は変わりません。
しかし、注意したいのは回線が混み合いやすいことです。
IIJmioでは、大手キャリアが持つ広い回線帯域の一部分を借りてサービスを提供していますが、結果として大手キャリアの回線と比べると、お昼や夜など利用者が増える時間帯に混み合いやすくなっています。
回線が混み合うと通信速度が下がり、Webサイトなどの読み込み時間は長くなります。
速度が低下する結果として「繋がらない」と感じる場面が発生する可能性があることには注意が必要です。
ドコモやau回線の特徴は?どちらを選ぶのがおすすめ?
最後に、IIJmioにおけるドコモやau回線の特徴や、どちらを選ぶのがおすすめかについて解説します。
ドコモ回線の特徴|地方などでもつながりやすいがパケ詰まり問題に注意が必要
ドコモ回線は基地局が多く、地方などでも非常につながりやすいのが特徴です。
地方に住んでいる人の場合は、周りがみんなドコモユーザーというケースも少なくないのではないでしょうか。
ただし近年では「パケ詰まり」という、回線が繋がりにくい問題が都市部などで頻発してやや評判が落ちてきているのも事実です。
ドコモは日々通信品質改善のための対策を行っていますが、人によっては使いづらいと感じるケースもあるかもしれません。
au回線の特徴|広いエリアで安定して通信可能
au回線はKDDIが展開していて、ドコモに続いて広いエリアでのサービス展開を行っています。
筆者は5年近くau回線のサービスを使っていますし、IIJmioも実際にタイプAで使っていますが、新幹線での移動中のトンネルの中など限られた場面を除いて安定した通信ができていますよ。
元々auやドコモを使っている場合は同じ回線に乗り換えるのがおすすめ
乗り換え前の回線がドコモやauなら、基本的に同じ回線のタイプに乗り換えるのがおすすめです。
違う回線に乗り換えると、Androidだと端末によっては地方や地下などで使われる「プラチナバンド」の電波に繋がらず電波が弱くなりやすいたことにご注意ください。
また手持ちの端末がすべての電波に対応していたとしても、回線が変わるとつながりやすい場所が変わったりすることがあるので、もしかしたら不便になってしまう可能性がありますよ。
使用しているのが別回線の場合は上記の特徴を参考に回線を選ぼう!
現在ソフトバンクや楽天モバイルを使っている場合は、上記の特徴を踏まえつつ、自分に合うものを選びましょう。
地方に住んでいるならドコモ回線のタイプDがとくに安心、都市部などであればパケ詰まり問題が起こりにくいタイプAを選んでみてはどうでしょうか。
まとめ
今回は、IIJmioの通信エリアについて解説しました。
ポイント
- IIJmioはドコモ回線のタイプDと、au回線のタイプAでサービスを展開中
- 同じ回線のタイプに乗り換えるなら、乗り換え前後で通信エリアが変わることはない
- 回線帯域の広さが違うので、混雑時に速度が下がりやすいのは注意点
- Android端末だと、販売されていたのと違うキャリアの回線を選ぶとプラチナバンドを使えず繋がりづらくなる恐れがあるので注意
IIJmioは大手キャリアの回線を使っているので、乗り換え前後の回線が同じなら電波が繋がる場所は変わりません。
しかし回線が変わるとつながるエリアにも少し変化が起こるので、ご注意ください。