ポケットWiFiって意外に高いですよね?
スマホと併用で持とうとすると通信費は上がるばかり。でもデータは好きなだけ使いたいし…と頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
そんな方にオススメしたいのが、IIJmioでポケットWiFiを保つ方法です。
IIJmioはスマホ向けサービス、というイメージが強いかもしれませんが、WiFiルーターを組み合わせることでポケットWiFiを作ることができるんです。
一般的なポケットWiFiよりも安く利用できるので、なるべく安く使いたい人に非常におすすめですね。
ということで今回は、
- IIJmioでポケットWiFiを作った場合の料金
- IIJmioでポケットWiFiを作るメリット・デメリット
- IIJmioでポケットWiFiを作る方法
について詳しく解説していきます。
目次
結論:IIJmioでもポケットWiFi(WiFiルーター)は作れる!
まず結論から言うと、IIJmioでもポケットWiFi(WiFiルーター)は作れます。
SIMフリーのWiFiルーターであればIIJmioのSIMカードを挿すことでポケットWiFiとして使うことが可能です。
IIJmioでポケットWiFiを作った場合の料金
IIJmioでポケットWiFiを作る場合の料金は以下の通りです。
以下はデータ通信専用のプランです。
データ通信量 | 月額料金 |
2GB | 740円 |
5GB | 900円 |
10GB | 1,400円 |
15GB | 1,730円 |
20GB | 1,950円 |
30GB | 2,640円 |
40GB | 3,240円 |
50GB | 3,840円 |
WiFiルーターでSIMカードを使う場合は音声通話やSMSが必要ないのでデータ通信専用SIMで済み、月額料金を非常に安く抑える事ができます。
ポケットWiFi(モバイルルーター)はIIJmioでセット契約も可能、別で購入するのも可能。
ポケットWiFiを利用するには本体、つまりWiFiルーターが必要です。
IIJmioではWiFiルーターも取り扱っており、SIMカードとセット契約もできますよ。
取り扱っている機種は以下の通りです。
端末名 | 対応タイプ | 持ち運び | 販売価格 |
AIR-2 | タイプD/A | 可 | 一括:27,800円 分割:1,161円×24回 |
+F FS050W | タイプD/A | 可 | 一括:29,800円 分割:1,245円×24回 |
Aterm MP02LN SA | タイプD/A | 可 | 一括:2,990円 分割:128円 |
現時点では上記以外のルーターも販売されていますが、性能や用途が異なるので自分の使い方に合わせて選ぶようにしましょう。
もちろん、WiFiルーターは別に購入することも可能です。
取り扱っていないWiFiルーターを使いたい場合はSIMカードを単体で契約し、別途購入したルーターに挿して使いましょう。
IIJmioでポケットWiFiを作るメリット・おすすめポイント
IIJmioでポケットWiFiを作ると、以下のようなメリットがあります。
ココがメリット
- 月額料金が安い
- 余ったデータ通信量を翌月に繰り越せる
- 最低利用期間がない
①月額料金が安い
IIJmioでポケットWiFiを作る最大のメリットは月額料金が安いことです。
例として、ポケットWiFiの中でも特に有名なUQ WiMAXとIIJmioの月額料金を比較してみましょう。
データ通信量 | 月額料金 | |
IIJmio | 10GB | 1,400円 |
UQ WiMAX | 使い放題 | 4,268円 |
IIJmioで10GB使うなら月額料金はUQ WiMAXの3分の1程度です。
20GBのプランにしてもデータSIMなら月額1,950円なので、UQ WiMAXより約2,000円安いことになりますね。
2GBで十分という人ならUQ WiMAXの5分の1である月額740円で利用できます。
ただし、UQ WiMAXだと使い放題での利用ができるので、オンラインゲームや動画投稿などによりたくさんの通信量を消費する場合はWiMAXも要検討です。
②余ったデータ通信量を翌月に繰り越せる
WiMAXなどの一般的なポケットWiFiではデータ通信量の繰り越しができないので、余ったデータ通信量が無駄になってしまいますよね。
それに対してIIJmioは余ったデータ通信量を翌月に繰り越せるため無駄がありません。
③契約期間の縛りがない
IIJmioでポケットWiFiを作ると契約期間の縛りがないのも大きなメリットです。
一般的なポケットWiFiでは契約期間が決まっており、途中で解約すると違約金が発生します。
また、契約期間も3年や4年と非常に長いことが多いです。
さらに、サービスによっては解約しないと自動で更新されるようになっているものもあり、とにかく解約しづらくなっています。
一方、IIJmioでポケットWiFiを作る場合は最低利用期間がないデータ通信専用SIMを使うので、契約期間の縛りがありません。
いつでも解約できますし、違約金もありません。
IIJmioでポケットWiFiを作るデメリット・注意点
IIJmioでポケットWiFiを作る際はメリットだけでなく以下のようなデメリット・注意点もあります。
デメリット
- 無制限プランがない
- 通信速度が遅い
①無制限プランがない
IIJmioではデータ通信を無制限に使えるプランがありません。
例えばポケットWiFiの代名詞でもある「UQ WiMAX」には月間のデータ通信量が無制限に使い放題のプランがあります。
対して、IIJmioでは最大で50GBプランしかありません。
これだけ使えれば大抵の場合は問題ありませんが、
- 自宅で固定回線(光回線など)の代わりに利用する
- 動画視聴や大容量ファイルのダウンロードを頻繁に利用する
といった場合は足りなくなる恐れもあります。データ通信を無制限に使いたい場合は他のポケットWiFiの方が良いでしょう。
また、IIJmioでは1GB220円でチャージ可能ですが、最大となる20GBチャージすると追加料金が合計4,400円もかかってしまい、普通にWiMAXなどの使い放題サービスを検討するのが現実的となります。
②お昼の通信速度が遅くなりがち
IIJmioは固定回線と比較して通信速度が遅いのもデメリットでしょう。
格安SIMの中では比較的通信品質が良く安定していますが、UQ WiMAXなど他のポケットWiFiサービスは場所にもよりますが固定回線に負けない速度が出るときもあります。
それらと比べるとIIJmioの速度は物足りなく、特に平日お昼になると通信速度が極端に遅くなるので動画視聴やアプリのダウンロードなどはまず利用できません。
速度よりも料金を重視する方にはオススメですが、速度が優先な方は固定回線やUQ WiMAXの利用を検討しても良いかもしれませんね。
IIJmioでポケットWiFiを作る3ステップ
ここからはIIJmioでポケットWiFiを作る流れを見ていきましょう。
ステップは以下の3つです。
- プラン・タイプ・本体を選ぶ
- 申し込み
- 本体を別で購入した場合、APN設定
順番に詳しく見ていきましょう。
ステップ①プラン・タイプ・本体を選ぶ
まずはIIJmioのプラン・タイプ・WiFiルーター本体を選びましょう。
プランは2GB~50GBの8種類があるので、自分が利用するデータ通信量に合わせて選びましょう。
続いてSIMカードタイプの選択です。
IIJmioでは以下4タイプのSIMカードがあります。
- 音声通話SIM:音声通話とデータ通信ができる
- データ通信専用SIM:データ通信のみできる
- データeSIM:データ通信のみできる
- SMS機能付きSIM:データ通信とSMSができる
WiFiルーターでは音声通話もSMSも使わないので、一番料金が安い「データ通信専用SIM」を選ぶと良いでしょう。eSIM対応機種であればデータeSIMにする事でさらに料金が安くなりますよ。
なお、タイプAの場合はデータ通信専用SIMがないのでSMS機能付きSIMを選ぶ必要があります。
最後に、一緒にセット購入するWiFiルーター本体を選びます。自分の用途や対応している回線にあったモデルを選びましょう。
なお、
- WiFiルーターをすでに持っている
- WiFiルーターは別途購入する
という人はSIMカードだけを契約しましょう。
ステップ②申し込みをする
利用するプラン・タイプ・WiFiルーター本体を選んだら、いよいよ申し込みです。
IIJmioの申し込み方法は店舗と公式サイトの2つがありますが、IIJmio公式サイトのほうがおすすめです。
公式サイトなら自宅からいつでも申し込めますし、本体やプランが決まっていれば10分程度で完了します。
ステップ③本体を別で購入した場合、APN設定をする
SIMカードとWiFiルーターをセット購入した場合はSIMカードを挿すだけで利用できます。
しかし、本体を別途購入した場合は「APN設定」が必要です。
APN設定の方法はWiFiルーターによって異なりますが、
- 本体の設定画面から行う
- パソコンやスマホのブラウザから設定画面にアクセスして行う
のどちらかのパターンであることが多いです。
前者の場合は本体の設定画面から「APN設定」の画面を開きます。
後者の場合はパソコン・スマホとルーターを無線LANかUSBケーブルで接続し、ブラウザからルーターの設定画面に入ります。
ルーターの設定画面への入り方は機種によって違うので、取り扱い説明書を参考にしてください。
APN情報を入力する画面になったら、以下の情報を入力または選択してください。
接続先名 | 任意の名前(例:IIJmioなど) |
接続サービス | 手動設定 |
APN | iijmio.jp |
ユーザ名 | mio@iij |
パスワード | iij |
暗号化方法 | 「CHAP」または「PAP」を選択 |
入力が終わったら保存し、利用するプロファイルでさきほど保存したAPNを選びます。
これでAPN設定が完了です。
まとめ
今回はIIJmioでポケットWiFiを作る方法やメリット・デメリットを紹介しました。
ポイント
- IIJmioでもポケットWiFiを作れる
- SIMカードとWiFiルーターのセットも扱っている
- IIJmioなら月額料金が安く、契約期間の縛りがない
- 余ったデータ通信量を翌月に繰り越せる
- 通信速度は遅い時もある
- 無制限プランがないので、固定回線代わりに使う場合は要注意
- ポケットWiFiで使う場合は「データ通信専用SIM」を選ぶ
- キャンペーンを利用すればお得に契約できる
IIJmioであれば、ポケットWiFiも非常にお得に契約することができます。
ポケットWiFiは欲しいけど、通信費はできるだけ抑えたい!という方はぜひ参考にしてみてくださいね。