スマホを使う上で気になるのが画面割れや水没といった故障ですよね。
大手キャリアの場合はショップで修理受付をしているなど手厚い保証がありました。それと比べると格安SIMは故障に対する保証が弱いと言われています。
確かに、対面での手厚いサポートがある大手キャリアと比較すると、ネットを主な販売経路とする格安SIMでは保証サービスをそこまで充実させていません。
保証に対する不安から
「スマホ代を安くしたいという気持ちはあるけど…保証がしっかりしてないと乗り換えるのは不安…」
という方もたくさんいらっしゃいます。
そんな方に朗報です!
格安SIMの老舗IIJmioでは2種類の端末保証が用意されており、セット端末はもちろん手持ちの端末の故障もしっかり保証してくれます。
ということでこの記事は、
- IIJmioの端末保証の概要
- 端末保証を利用した修理・交換の流れ
- 端末保証の注意点
について詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
IIJmioの端末保証は2つある!
IIJmioの端末保証は2つあります。
- 端末補償オプション
- つながる端末保証
それぞれで対象端末や保証内容が異なります。
利用する端末によってどちらに加入すれば良いかが異なるので、違いをしっかりと把握しましょう。
①端末補償オプション:IIJmioでセット購入したスマホ用
端末補償オプションはIIJmioでセット購入したスマホ用の端末保証です。
SIMカードだけを契約し、手持ちの端末で利用する場合は加入できません。
セット購入した端末が故障した際に、同機種・同一色の新しい端末と交換してくれます。
土日祝日も受け付けており、最短翌日に交換機を配達してくれるのでもしもの時も安心ですね。ただし、交換のみで修理は取り扱っていません。
②つながる端末保証:手持ちのスマホ用
つながる端末保証は手持ちのスマホ用の端末保証オプションです。
SIMカードのみを契約し、端末は自分で用意したものを利用する場合はこちらを選びましょう。
端末補償オプションと違い、交換または修理のどちらかを受けられます。
SIMフリースマホはもちろん、大手キャリアの端末やiPhoneも対象です。ちなみに、つながる端末保証はIIJmioでセット購入した端末につけることもできます。
端末補償オプションの概要
端末補償オプションはセット購入した端末が故障した際に新しい端末と交換してくれるオプションです。
補償内容は、
- 画面割れ
- 水濡れ
- 全損・部分破損
です。
盗難および紛失や、改造による故障は補償対象外なので気を付けてください。
対象のスマホおよび、月額料金は以下の通りです(記事は定期的に更新していますが、最新情報はIIJmio公式サイトを合わせて参考にしてください)。
月額料金 | 対象端末 |
418円 | AQUOS sense4 / AQUOS wish / AQUOS sense6 [4GB/64GB] / moto g7 plus / moto g7 / moto g7 power / MediaPad M5 Lite 8 / P30 lite / ZenFone Max Pro (M2) / ZenFone Max (M2) / nova lite 3 / AQUOS sense2 SH-M08 / AX7 / MediaPad M5 Lite / MediaPad T5 / ZenFone Max (M1) / R15 Neo (4GB) / R15 Neo (3GB) / HTC U11 life / AQUOS sense plus SH-M07 / P20 lite / Moto G6 Plus / Moto G6 / Moto E5 / Lenovo TAB4 8 / ZenFone 5Q / ZenFone Max Plus(M1) / nova lite 2 / P8 lite / ZenFone 2 Laser / arrows M02 / GR5 / ZenFone Max / ZenFone Go / P9 lite / arrows M03 / ZenFone 3 / IDOL 4 / SHINE LITE / ZenFone 3 Laser / ZenFone 3 Max / SH-N01 / SH-M04-A / nova / nova lite / VAIO Phone A / Moto G5 Plus / Blade V8 / P10 lite / ZenFone Live / arrows M04 / Moto G5s Plus / Moto G5s / SH-M05 / ZenFone 4 Selfie / ZenFone 4 Max / MediaPad M3 Lite 10 / ZenPad 10 / ZenPad 3 8.0 / novas Home+CA FREE / Si-L10 / Aterm MR04LN & HUAWEI MediaPad T1 7.0セット / Aterm MR04LN / Aterm MR05LN / Aterm HT100LN SW |
550円 | Mi 11 Lite 5G / AQUOS sense5G / AQUOS sense6[6GB/128GB] /AQUOS sense7 / AQUOS sense4 plus / AQUOS R6 / AQUOS R8 / AQUOS R8 Pro / Xperia Ace / ZenFone 6 / Reno 10x Zoom / P30 / AQUOS zero SH-M10 / Xperia XZ Premium / AQUOS R2 compact SH-M09 / R17 Pro / Mate 20 Pro / MediaPad M5 / ROG Phone / Find X / nova 3 / moto z3 play / Essential Phone PH-1 / R15 Pro / HTC U12+ / HTC U11 / ZenFone 5Z / P20 / ZenFone 5 / DURA FORCE PRO / CAT S41 / AQUOS R compact SH-M06 / P10 Plus / P10 / ZenFone Zoom S / Moto Z2 Play / ZenFone 4 Selfie Pro / ZenFone 4 / honor 9 / ZenFone 4 Pro / Moto X4 / ZenFone 4 カスタマイズモデル / Mate 10 Pro / CAT S60 / YOGA BOOK /ZenFone 7 / ZenFone7Pro / Zenfone 8 /Zenfone 8Flip / Zenfone9[8GB/128GB] / Zenfone9[8GB/256GB] / Zenfone9[16GB/256GB] / Zenfone10[8GB/128GB] / Zenfone10[8GB/256GB] / Zenfone10[16GB/512GB] |
※この表は、右にスクロールできます
1年に2回まで利用することができ、その際の交換代金は以下の通りです。
交換回数 | 交換代金 |
1回目 | 5,500円 |
2回目 | 8,800円 |
なお、端末利用開始日から1年間の故障はメーカー保証の対象になることがあります。
端末補償オプションを利用しての交換の流れ
端末補償オプションを利用して修理を行う流れは以下の通りです。
- 電話でIIJmio端末補償受付センターに連絡する
- 旧端末のバックアップを取り、データを消去する
- 通常2日以内に交換端末が届くので受け取る
- 交換端末を受け取る際に、旧端末(故障した端末)を配達ドライバーに引き渡す
端末補償オプションを利用する際は電話で「IIJmio端末補償受付センター」に連絡します。マイページから申し込むことはできないので気を付けてくださいね。
IIJmio端末補償受付センターの電話番号は「端末補償ご利用のご案内」に記載されています。その際に以下の3つを聞かれるのであらかじめ控えておきましょう。
- 「mts」から始まるサービスコード(マイページから確認可能)
- IIJmioに登録の電話番号
- 端末のIMEI(マイページから確認可能)
受付が完了したら、可能であれば旧端末のバックアップを取り、その後データをすべて削除しましょう。この手順はやらなくても良いですが、バックアップを取っておけば新しい端末のセットアップが楽です。
また、データを削除しておくことで万が一情報が漏洩してしまう事態を防げます。
端末交換の受付が完了してから、2日以内に新しい端末が届きます。
一部の離島や地域はもう少し時間がかかることがあるので、詳しくは受付の際にオペレーターに問い合わせましょう。
新しい端末が届いたら、そのまま旧端末をドライバーに渡します。これで端末補償による端末の交換が完了です。
端末補償オプションの注意点2つ
端末補償オプションを利用する際は以下の2つに気を付けてください。
- IIJmio申し込み時のみ、端末補償オプションの申し込みができる
- 旧端末は14日以内に返却しないと40,000円の端末保守調停金を請求される
①IIJmio申し込み時のみ、端末補償オプションの申し込みができる
端末補償オプションの申し込みができるのはIIJmioを新規申し込みするときのみです。
IIJmioを契約した後に追加で加入する、といったことはできません。
一度端末補償オプションを解約し、後から再加入することも不可能です。IIJmioを申し込む際は端末補償オプションを利用するかどうか、じっくり考えましょう。
②旧端末は14日以内に返却しないと40,000円の端末保守調停金を請求される
端末補償オプションでは新しい端末が届いた際に旧端末を引き渡すのが基本です。
ただし、旧端末のバックアップができていないなど事情がある場合は後から旧端末を送付することもできます。
その場合、新しい端末の受け取り日より14日以内に返却をしないと40,000円の端末保守調停金を請求されてしまいます。
新しい端末を受け取ったら、なるべく早く旧端末を返却しましょう。
どの端末は補償オプションに加入すべき?
端末補償は本体代が高いスマホを利用する場合に加入するのがおすすめです。
端末補償の交換代はタダではなく、1回目は5,500円、2回目は8,800円かかります。
例えばROG Phone 7(149,800円)やZenFone 10(104,800円)のような高価なスマホなら、この価格で交換できればかなりお得ですよね。
反対に、Redmi 12Cやmoto g13のように価格の安いスマホだと交換代は割高に感じます。月額料金もかかりますから、長く使えば使うほど割高になります。
価格が安いスマホはオプション加入せず、いっそ壊れたら新品を買いなおすほうがお得です。また、防水・防塵や耐衝撃性を持っているような頑丈なスマホもオプションに加入する必要はあまりありません。
目安としては3〜4万円以上のスマホの場合のみ、加入をオススメします。
つながる保証オプションの概要
つながる端末保証は手持ちのスマホが故障した際に修理および交換してくれるオプションです。
補償内容は、
- 画面割れ
- 水濡れ
- 全損・部分破損
となっていますが、盗難および紛失や、改造による故障は補償対象外なので気を付けてください。
月額料金は端末に限らず500円で1年に2回まで利用することができ、その際の修理および交換代金は以下の通りです。
補償内容 | 代金 |
修理 | 0円 |
交換1回目 | 4,400円 |
交換2回目 | 8,800円 |
Android端末およびWindows端末は状況に応じて修理または交換のどちらかが適用されます。iOS端末およびモバイルルータの場合は修理のみで、交換は受け付けていません。
つながる保証オプションを利用しての修理の流れ
つながる端末保証オプションを利用して修理を行う流れは以下の通りです。
- 電話で修理受付センターに連絡する
- 故障した端末と修理同意書を送付する
- 修理受付センターで確認が取れ次第、修理または交換が行われる
最初に電話で「修理受付センター」に連絡します。電話番号は会員専用ページから参照できますよ。
受付が済んだら、端末を送付するために以下の準備をしましょう。
- 端末のバックアップおよびデータ消去を行う
- SIMカードやmicroSDカードを抜いておく
- 修理同意書のダウンロード、印刷および記入
- iPhoneの場合は「iPhoneを探す」機能をオフにする
修理同意書はIIJmioの公式サイトからダウンロードできます。プリンタで印刷し、利用者情報などを記入してください。準備ができたら端末と修理同意書を送付します。
端末が修理受付センターに到着し、故障状況などを確認したあとに修理もしくは交換が行われます。あとは修理された端末もしくは交換機が届くまでしばし待ちましょう。
つながる保証オプションの注意点3つ
つながる端末保証を利用する際は以下の3つに注意しましょう。
- IIJmio申し込み時のみ、つながる端末保証の申し込みができる
- 50,000円を超える場合は差額が請求される
- 事前に専用WEBページでIMEIを登録しておかないと保証を受けられない
①IIJmio申し込み時のみ、つながる端末保証の申し込みができる
つながる端末保証が申し込めるのはIIJmioを申し込む時のみです。
端末補償オプション同様、後から追加することはできません。
途中で解約して再加入することもできませんので、加入すべきかどうかをしっかり判断しましょう。
②50,000円を超える場合は差額が請求される
つながる端末保証には50,000円の保証上限金額が設定されています。
この保証上限金額を超える場合はその差額が請求されます。
つながる端末保証の修理代金は0円ですが、修理代金が50,000円以上となった場合は差額が請求されるので気を付けましょう。
③事前に専用WEBページでIMEIを登録しておかないと保証を受けられない
つながる端末保証は申し込みのあとにIMEIを登録しないといけません。
IMEIは端末識別番号のことですが、これを登録していないと保証を受けることができません。
つながる端末保証を申し込んだらなるべく早くIMEIを登録しておきましょう。登録方法はこちらに記載があります。
iPhoneの場合は、
- 「設定」→「一般」→「情報」
から確認できます。
Androidの場合は端末によって異なりますが、
- 「設定」→「システム」→「端末情報」→「端末の状態」→「IMEI情報」
から確認が可能です。
どんな端末なら保証オプションに加入すべき?
つながる端末保証も、端末補償同様に価格が高いスマホは加入して良いでしょう。
逆に、価格が安いスマホの場合は保証に加入するよりも新しく買いなおしたほうがいいので加入する必要はありません。とくに古いスマホを使い続けている場合は、いっそのこと新しい端末に買い替えたほうが良いでしょう。
また、防水・防塵や耐衝撃性を備えているスマホも加入する必要性は低いと言えます。
まとめ
以上、IIJmioの端末保証についてまとめました。
ポイント
IIJmioの端末保証には端末補償とつながる端末保証の2つがある
- 端末補償はセット購入した端末用
- つながる端末保証は自分で用意した端末用
- どちらもIIJmio申し込み時のみ申し込みができる
- 端末補償では旧端末を14日以内に返却しないと端末保守調停金40,000円を請求される
- つながる端末保証は50,000円を超えると差額を請求される
- 両方とも価格の高いスマホの場合は加入するのがおすすめ
IIJmioは格安SIMの中でも保証サービスが非常に充実しています。
土日祝日も対応していますので、これらのオプションに加入すれば安心してIIJmioを使うことができますね。
端末補償はセット端末用、つながる端末保証は自分で用意した端末用という点はしっかり念頭に置いて、ご自身にあった保証サービスに加入してみてくださいね。