LINEMOではプランのデータを使い切っても、最大1Mbps(ミニプランは最大300kbps)でネットが利用できるのでYouTubeの普通画質の動画視聴や音楽・SNS程度であれば問題なく使えます。
しかし高画質・高音質の動画や音楽を楽しみたい、画像や動画がたくさん貼られているSNSを閲覧したい場合は1Mbpsでも足りないでしょう。
そんな時にはデータチャージをして速度を元に戻す必要があります。
今回はLINEMOのデータチャージの概要や注意点について詳しく解説します。
目次
LINEMOのデータチャージの概要
データチャージとは、速度制限がかかった際に追加でデータを購入し元の速度に戻す機能で、LINEMOでは1GBあたり550円でデータチャージが可能です。
LINEMOの速度制限は月末でリセットされ、翌月1日からは元の速度で利用できます。そのため、月末ギリギリに速度制限になっても1日や2日我慢すれば元に戻ります。
一方で月半ばなど早い段階でデータ容量を使い切ってしまった場合、速度が遅い状態のまま使うとストレスになってしまいます。
そんな時に元の速度に戻せるのが「データチャージ」という機能なのです。
データチャージの設定方法
まず、LINEMOでは残りのデータ容量が200MBになった段階でユーザーにSMSが届くので、添付されたURLにアクセスしてデータ購入の手続きをします。
もちろん速度制限がかかった後にも追加でデータを購入することもできます。その際もSMSが届くので、添付されているURLをタップしましょう。
URLをタップするとLINEMOのユーザーサービスである「My Menu(My SoftBankと同じようなもの)」に自動で遷移します。My Menuにログインするには事前に登録が必要なのでついでに設定しておきましょう。
基本的にデータチャージの料金は携帯電話の利用料金と合算され、翌月に請求されます。
オートチャージとは?
LINEMOには速度制限がかかった時に自動でデータチャージをする「オートチャージ」機能もあります。
オートチャージを設定すると、指定した回数分まで速度制限がかかる度に自動で課金し速度を元に戻します。
速度制限の度にデータチャージの手続きをする手間がないため、毎月速度制限がかかる前提で使っている方に便利な機能といえるでしょう。
オートチャージは1回から14回までは1回単位で回数を選ぶことができ、それ以降は100回の選択が可能ですが、指定した回数分自動的に課金されてしまうため、請求額が高額になることに注意しましょう。
オートチャージの設定もLINEMOの「My Menu」から手続きできます。
他社とのデータチャージの料金と容量を比較
LINEMOと他社のデータチャージの料金と容量を比較しましょう。
会社 | データ容量 | チャージ料金 |
LINEMO | 1GB | 550円 |
ahamo | 1GB | 550円 |
UQモバイル | ・500MB ・1GB ・3GB ・5GB |
・500MB:605円 ・1GB:1,100円 ・3GB:3,300円 ・5GB:5,500円 |
ワイモバイル | 500MB | 550円 |
mineo | 100MB | 55円 ※15GBまで |
ahamoは料金が同じですが、UQモバイルとワイモバイルは1GBチャージする際に1,100円、mineoの場合は550円ですが100MB単位でチャージする必要があります。
そのため、LINEMOのデータチャージは料金がリーズナブルで購入の手間もかからないといえるでしょう。
データチャージのデメリットや注意点
LINEMOのデータチャージのデメリットや注意点は以下の通りです。
データチャージのデメリットと注意点
- 使い過ぎると利用料金が高額になる
- チャージしたデータが余っても繰り越せない
下記にて詳しく解説します。
使い過ぎると利用料金が高額になる
頻繁に速度制限がかかる場合、あまり考えずに速度制限を解除しようと手続きを繰り返すと、利用料金が高額になる恐れがあります。
これは筆者の体験談ですが、家のネットが故障してしまいLINEMOのモバイル通信を主に使っていた際、10回ほどデータチャージをしたことがありました。
5,500円が追加でかかってしまったので、いくらLINEMOが20GB2,728円という安さでもデータチャージをしたら大手キャリアの料金と変わらなくなってしまいます。
20GBでデータ容量が足りず頻繁に何回もデータチャージするのであれば、他社のさらに容量の多いプランに乗り換えるか、他社の安いSIMと併用することをおすすめします。
チャージしたデータは余っても繰り越せない
LINEMOには他社格安SIMのようなデータの繰り越し機能がなく、データチャージで購入したデータ容量は余っても繰り越すことができません。
29日や30日など月末ギリギリで速度制限を解除したくなった時は、余っても翌月にデータが使えないことを覚えておきましょう。
データが足りない時はデュアルSIM運用がおすすめ
LINEMOでデータがどうしても足りない時は、他社のSIMと併用しデュアルSIM運用をすることをおすすめします。
下記にて、デュアルSIM運用の例を2つ紹介します。
- LINEMOとIIJmio
- LINEMOとpovo
デュアルSIM対応のスマホであれば1つのスマホで2つのSIMが利用できます。
iPhoneやGoogle Pixelなど、デュアルSIM対応スマホは多いのでぜひ自分のスマホが使えるかどうかチェックしてみてください。
今回ピックアップした上記2つの例以外にも色々見てみたい方は、下記記事もぜひ参考にしてみてください。
LINEMO3GBとIIJmio5GBなら月額1,980円
一例ですが、LINEMOが3GBで足りない場合はIIJmioとセットで使うと月額1,980円で8GB利用できます。
項目 | LINEMO | IIJmio |
データ容量 | 3GB | 5GB |
月額料金 | 990円 | 990円 |
合計金額 | 1,980円 |
LINEMOで20GBを使うと2,728円かかるので、3GBプランでは足りないが20GB使うほどではないという方であれば、IIJmioと併用する方がお得です。
IIJmioは5GBまでなら1,000円以下の月額料金で利用できるので、20GBプランを利用している方で毎月データが足りなくなってしまう場合は、IIJmioの5GBプランとセットで計3,718円で25GB使うこともおすすめですよ。
povoなら必要な時だけデータをチャージできる
povoは基本料金0円で、データトッピングを購入することでデータ通信が利用できます。
LINEMOのデータ容量を使い切った時など、必要な時だけ利用できる自由度の高いプランですよ。
データトッピングは以下の通りです。
povo トッピング概要 | ||||||
料金 | 390円 | 990円 | 2,700円 | 6,490円 | 12,980円 | 330円 |
データ量 | 1GB | 3GB | 20GB | 60GB | 150GB | 使い放題 |
有効期限 | 7日間 | 30日間 | 90日間 | 180日間 | 24時間 | |
低速時速度 | 128Kbps | |||||
通話料 | 22円/30秒 | |||||
データ繰り越し | × | |||||
5G対応 | ◯ |
※上記は基本のトッピングのみです。この他に期間限定で提供されているものもございます
7日間利用できる1GBトッピングは390円とLINEMOのデータチャージよりも安く、余った場合も7日以内であれば翌月でも利用できます。
たくさんデータが使いたい時は24時間有効のデータ使い放題を購入するなど、用途に合わせてさまざまなデータトッピングが活用できるでしょう。
さらに、povoには期間限定のお得なデータトッピングもあるのでぜひチェックしてみてください。
まとめ:LINEMOでデータが足りない時はデータチャージが可能!
LINEMOでデータチャージは可能ですが、1GB550円の料金がかかるので使い過ぎには注意が必要です。
また、速度制限の度にチャージすることも可能ですが、自動的にチャージできる「オートチャージ」機能も利用できます。
どちらもLINEMOの「My Menu」で手続きできるので確認してみてください。
頻繁にデータが足りなくなる場合は他社の容量の大きなプランに乗り換えるか、他社SIMと併用してデュアルSIM運用することがおすすめです。
IIJmioは月額料金がとても安く、データ容量が10GB以下の場合はLINEMOで3GBから20GBへプランを上げるよりも、IIJmioと併用した方が安く利用できるのが魅力です。
povoは基本料金0円で必要な時にトッピングを購入する仕様のため、必要な時だけ使える点が便利です。24時間使えるデータ使い放題や1GB390円など、さまざまなトッピングがあるのでチェックしてみましょう。
LINEMOでデータが足りない時は、データチャージだけでなく他社SIMとの併用もぜひご検討ください。